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Fate/staynight/the/crossovermoment
あの星を眺め、真実の扉を開いた者達
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な子供の様な笑顔で士郎は二本の聖剣を振り落とした。
膨大な魔力の塊は衝突し光の塔を創り上げ、それは火柱に見えた。
「永遠なんて欲しくない、欲しいのは今の時間、限られた今の時間」
未来は解らない。
過去さえ書き換えられた世界で何を望むのだ?
確定的な事は今、現実だけだ。その現実を生きるのに聖杯は必要ない。
「今の時間をずっとずっと続けるのは不可能、なら私は今を精一杯生きる」
神は偽りの少女の言葉に敬意を評し神の事態が時代から培った魔力の一部を差し出した。
ヘラから譲り受けた乙女心は偽りの少女に力を与え、神から与えられた魔力は偉大な槍のレプリカ【擬偽グングニル】となった。
その槍は偽りであり真実である。
事実は偽り、真実は偽り。
神は哀れな少女に力を与えた。
与えた力は強大で神すら殺す槍は少女の希望と成った。
「…………」
アレはアイツの記憶だ。
アイツの過去に興味はあった。
だが、こんな形でアイツの過去を知ってしまうとは。
三槍の神槍《グングニル》
アイツの宝具は神殺しの為のゴッドブレイカーって訳だ。
本来なら一本のグングニル……それを英霊としてサーヴァントとして召喚した結果、伝説の逸話や空想上の推測を宝具化してしまい奴はある意味、無敵のサーヴァントとなってしまった。
対神用宝具を持った英霊。
真名、いや、神名を明かさぬとも解ってしまう。
奴の正体、それは――――――――。
「オーディン」
その声はランサーの声では無かった。
暗闇から薄らと見える物陰、そのシルエットから推測すると。
「ガンナー……何の用だ?」
月の光に照らされはっきりと姿を現したガンナー。
左右の手に二丁のサブマシンガン。
穏やかに話をするつもりでは無いらしい。
「お前達の目的はなんだ?」
「目的だと? 以前、話した通りだが」
「信じられると思うのか?」
右手のサブマシンガンを構え、ガンナーは言った。
「信じるも信じないもお前の勝手だ。
私達の目的は聖杯じゃない。真聖杯戦争に参加することだ」
「真聖杯戦争……俺の知識の産物にはそんな物は残っていない。お前達は何なんだ?」
それはコチラの言葉だった。
未知の魔術で召喚されたサーヴァント。
未知のクラスに未知の投影魔術を行使する英霊。
そんな者は過去、伝説、空想上に存在する訳がない。
だからこそランサーと少年は知っている。
ガンナーの正体を何処からやって来たのかすら。
「それはお互い様だよ、ガンナー。
互に知るべき事と知らなければならない事が多過ぎる」
「だって君は未来の英雄なんだから」
「流石に……あれ程の魔力を全て受け止めるのはキツイ」
アーサー王は聖剣を瓦礫の山に突き刺し呟いた。
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