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Fate/staynight/the/crossovermoment
あの星を眺め、真実の扉を開いた者達
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、サーヴァント同士の戦闘でマスターが介入するなんて前代未聞だよ」
世界は塗り替えられていた。
衛宮 士郎の望まれた未来の姿に。
無限の剣―――無名の剣―――名の通った英雄の剣―――その全てを矛盾する無限の剣は荒んだ大地で主を待っていた。
「俺の躰は劔で【剣】で《鉄》で構成されている」
士郎は無数の剣を投影し……歪んだ空を眺めた。
「これは俺の世界だ。
誰にも支配されず……左右されない安息の世界―――だから、俺は俺で居られた」
「その口振りだと、君はこの世界でしか生きられない……ふーん。
君の世界はこんなにちっぽけなんだね。
僕の世界は雄大だ。
私の世界は寛大だ。
俺の世界は盛大だ。
俺は、僕は、私は【アーサー王】騎士王の名に恥じぬ剣技をお見せしよう」
「お断りだ、アーサー王はセイバーだからな」
「…………まぁ、それは君の勝手だけどね。
スペックもステータスも劣ったセイバーをアーサー王と認めるのは僕には無理かな」
無邪気な笑顔で本音を言うと。
士郎はとある疑問を抱いた。
「お前、クラスはセイバーじゃないのか?」

一瞬、油断した。
その油断は一瞬の隙を生じさせ出方を伺った士郎の背中から聖剣を振り下ろされる。
士郎は予め投影済みの二刀で聖剣を受け止め。投影武装を一斉掃射した。
全て偽物、故に贋作を超えた偽物はアーサー王を目掛け全弾、弾かれた。
圧倒的だ、以前、交えた英雄王以上の戦闘力―――諦めるより……進む、負けるより俺の全部を否定する!
士郎は新たに剣を投影し発射する。
「アハハッ、その調子その調子」
余裕の表情だった。
セイバーより劣る戦闘力で士郎ではまともに戦っても勝てる見込は無い。
延長線でも魔力の枯渇で負ける、相手のステータスを確認しても相手は全ステータスA+の英霊。
負ける事を理解した上での戦闘…………だが、勝機は見えた。
「セイバー!」
騎士王は聖剣に込められた魔力を開放した。
「無駄だよ、あの聖剣では俺に勝てない」
「さぁな……」
「聖剣同士の衝突で原型を留めてるだけでも十分賞賛に値する。
なんせ、私はアーサー王だからね。敬意を評して君達の遊びに付き合ってるけどこのまま無駄に時間をするのもねぇ」
「なぁ、アーサー王」

「知ってるか?」

綻びた二刀の投影を再構築し、その二刀を擬似的な【聖剣】に変換した。
「…………君、聖剣を」
「聖剣同士のスペックは同じなんだ。
後は腕と魔力―――それでも敵わないなら三本の聖剣で貴様を倒す」
「主君に捧げる勝利の剣……片方は僕の武器だね。
何故、僕の聖剣を投影したんだい?」
「一度に同じ聖剣を投影するのはこの固有結界でも不可能だ。
まぁ、そのお陰でお前の聖剣の構成材質も把握出来たし……今回はお前の負けだ」
無邪気
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