戦車
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合い?」
ルーシィさんがエルザさんに質問する。
「7年も姿を眩ませてたんだって?」
「そうだな。お前は今日の大魔闘演舞には出ていなかったようだが」
エルザさんがそういうとバッカスさんは大笑いを始める。そういえば四つ首の猟犬にこんな感じの人いたような気が・・・
「今日のところは若ぇ連中に任せておこうと思ったんだがよぉ、ウォークライとノバーリの様を見ちゃ黙ってられないのが男の魂ってもんよ!!明日は俺が出るぜ。魂が震えてくらぁ」
バッカスさんはそう言ってエルザさんから離れていく。
「明日以降ぶつかることがあったら、いつかの決着をつけてぇな」
フラフラしながら扉に向かって歩いていくバッカスさん。バッカスさんは足を止めて横目でエルザさんを見る。
「魂はいつでもワイルドォ?」
「フォー・・・」
突然振られたエルザさんは力ないフォーを言う。というか顔が嫌そうなんですけど。
「乗り悪ぃよエルザ!!」
バッカスさんは大笑いしながら扉を開けて出ていってしまう。もちろん扉は開けっ放しです。
「なんなのあいつ?」
「元気な人でしたね」
ルーシィさんとウェンディがいなくなったバッカスさんの方を見ながらそう言う。
「四つ首の猟犬のS級に当たる男、奴とは仕事先でぶつかることが多くてなぁ。その強さはよく知っている」
「あの酔っぱらいの人が強いんですか?」
エルザさんに俺はそう聞く。
「ああ。酔いの鷹、酔・劈掛掌のバッカス。何度か戦ったことがあるが決着はつかなかった」
「エルザと互角!?」
「すごい・・・」
「あの人が?」
エルザさんにそう言われルーシィさん、ウェンディ、俺は驚いている。
「なーに、昔の話だろ?今のエルザか負けるわけねぇ」
「エルザが戦う前提なのか?」
「俺がやってもいいけど」
いつの間にか取っ組み合いを始めているナツさんとグレイさんがそう言う。俺は今日バトルパートに出たからたぶん明日は戦ったりすることはないだろうけど、どれくらい強いのか見てみたいなぁ。
翌日・・・
『さぁ、皆さんおまちかねの大魔闘演舞2日目が始まりましたぁ!!』
実況のチャパティさんの声が会場の観客たちを盛り上げる。昨日はあのままナツさんとグレイさんをなんとかなだめてお開きとなり、今は大魔闘演舞2日目を迎えていたりする。
『2日目のゲストは週刊ソーサラーの名物記者、ジェイソンさんです』
『COOL!!』
今日のゲストは24時間耐久ロードレースとナツさんvs.ラクサスさんの決闘の時に司会を務めたハイテンション記者の
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