戦車
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」
カミューニは敢えてどちらが正解かは聞かなかった。それは今日の戦いのキレのなさを見ればどちらが正解かなんて言わずともわかるからだ。
「じゃあなぜ謎の魔力を追っている」
「我々の目的はただ1つ。ゼレフの元へと帰ること」
「あぁ?」
ノーランの言った言葉にカミューニは変な声を出す。
「それってどういう―――」
どういうことかと聞こうとしたが、後ろからカミューニは足音が聞こえてきたことに気づき振り返る。そこにはまだ誰も見えなかったが、間違いなく誰かがこちらに近づいてきていた。
「ちっ。おいノーラン・・・っていねぇ!!」
カミューニはノーランに誰か来ていることを伝えようとしたが、ノーランの姿はすでにそこにはなかった。
「やっべ!ひとまず撤退するか」
カミューニはノーランがいなかったことに驚き声を出してしまったため、急いで王宮から逃げ出した。
「しかしゼレフの元に帰るってどういうことだ?マジ意味わかんねぇ」
カミューニはノーランの言葉にひっかかりを覚えたが、特に気にすることなく王宮から逃げていった。
シリルside
「次は誰だ!?景気付けにかかってこい!!」
「いいぞナツ!!」
「弱ぇぞマックス!!」
俺たちはさっきの宴会の続きをしているのだが、ナツさんとマックスさんがなぜか勝負することになり、一瞬でナツさんがマックスさんを沈めてしまったため暴れたりないナツさんが挑戦者を募っているのである。
「大丈夫ですか?」
「しっかりしてください」
ウェンディと俺は伸びているマックスさんを揺するが完全に白目を向いているため目覚める気配がない。やれやれ・・・
「おもしれぇ。俺が相手してやるよ」
「よせよ。お前とナツじゃ遊びじゃなくなる」
ガジルさんがナツさんと戦おうとしたがその隣にいたラクサスさんが冷静に止める。
「おうおう、丸くなったものだねラクサス」
「やめなよガジル」
ガジルさんはラクサスさんが止めたことに対し頭をポンポン叩きながらそう言い、レビィさんがそんなガジルさんを後ろから止めようとする。
「貴様!!ラクサスになんてこと!!今我らの誇りが踏みにじられている!!」
それを見たフリードさんはガジルさんに怒りを覚えそう怒鳴る。
「ラクサス親衛隊雷神衆、集合!!」
フリードさんがエバーグリーンさんとビックスローさんを呼んだが2人はカナさんに酔い潰されてしまっており立ち上がることができない。
「姉ちゃん強ぇじゃねぇか」
「へ?」
2人を酔い潰しそれを笑って見ているカナさんに1人の男が近づいていく。
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