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ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
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〜銃声と硝煙の輪舞〜
In the true
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は予感めいたものでもあったんじゃないのかな?直近としては、今ストレージの中とか?
……当たりか。君は一度、ポーカーフェイスというものを覚えるべきだと思うよ。顔に全て出ちゃってる。
まあそれが、君のかわいいトコだと思うけどね。
くす、くすくす、くすくす、くすくす。
君の持つ饕餮、そして私の
檮?
(
とうこつ
)
はあの黒尽くめが、自分の知識欲を満たすためだけに生み出した《四凶》という名のモノ達の双角だよ。
……その通り。私も君と同じ、あの自称神様に力を欲したんだ。そして手に入れた。
絶大な、しかし《代償》のいる力を。
代償なしに得られるものなんて、まったくないとは言わないけどそれこそ少ないよ。いや、少なすぎる。
無償の善意、なんて言うとご大層に聞こえてしまうけれど、例えばその中には自分の履歴書に書ける文字列が少しでも多くしたいという涙ぐましい理由でボランティアに参加している人もいるはずだよ。
私は否定はしない。
だけど肯定もしない。
こんな力を生み出したあいつを私はとことんまで憎んでいるけれど、それでもこの力をくれたのもヤツだからね。
くすくす、くす、くすくすくすくすくす。
そんなモノを創って何をしようとしていたかって?ちょっとちょっと、さっきも言ったじゃない。
知識欲を満たすためだよ。アレが望んでいるのは、いつだって
知識
(
それ
)
なのだから。
……う〜ん、君達が《神装》と呼んでいる現象があるでしょ?
あの神様は、どうやらそれを詳しく識ろうとした過程で生まれたらしいよ。
通常の神装は、強力なイメージの周りに殻のように物的心意を張り巡らさせて完成されている。だが、どんなに慎重を期しても、外殻は内圧に耐えきれずにいずれ崩壊してしまう。だから通常は、そうなる前に自ら解除する。
だけど。
もしも、『ずっと維持していられる神装』があったらどう?
くすくすくすくす、くすくすくすくすくす。
うんうん、興味深いでしょう?
そしてそれを実行したのが、あの黒尽くめ。
あいつはあの城の全権保持者という立場を利用し、自分と同じように実装されていたメンタルヘルス・プログラムを媒介にして全プレイヤーから感情という名の心意を搾り取ったのよ。
勿論、あんな狂った世界で正の心意の基となる感情があるワケがない。集められたのは、《欲望》とも言えるドロドロの負の心意だった。ま、質はともかく量だけは絶対的だったから、あの神様はそれを袋詰めするみたいに、自分で創ったアイテムとしての、物体としての殻に詰め込んだ、というワケ。
結果は――――まあ言わなくても分かるでしょ。何せ、その結果を私達は手にしているんだから。
くす、くすくすくすくす、くすくすくすくすくす。
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