吉原炎上編
十四訓
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作者sid
海坊主「えらく暑い場所に埋められたな・・
・・ざまあみやがれ、鳳仙よ。」
銀時「遊女たちがよぉ、あの世じゃ日を浴びせてやろうってな。」
彼らは海がよく見える崖の上に来ていた。鳳仙は銀時に倒された後日の光を浴び朽ちていった。ここには鳳仙の墓がある。
銀時「んで?何の用だ?・・・・・ダチ公だったか?すまねえことしたな。」
海坊主「いや・・・ちっと、ムカつくやつがいなくなるとな・・・どうやら、お前の墓参りも行くことになりそうだ。よかったな。」
銀時「ふざけんな。誰がお前なんかより早くくたばるかよ。俺が方が通うことになるわ通い詰めるわ。」
海坊主「いや、俺はそれを上回ってジェット機で駆けつけるわ。」
銀時「いや、俺のジェット機の方が速い。」
海坊主「いや、俺のジェット機の方がチケットが安い。」
ザバァァァン!
波が崖に打ち付けられる音が響く。
海坊主「まさか、あの鳳仙をやっちまうたあな・・・今度はこの海坊主とやってみるか?」
銀時「冗談じゃねえ。誰があんな化け物みたいなやつとやり合うかよ。」
海坊主「だが、聞いているぞ・・・お前が一人で倒したって。」
銀時「・・・・・」
海坊主「お前にいったい何があった?お前からにおう強さが変わっている。人の匂いではないぞ?」
銀時「気のせいだろ?俺はなんも変わっちぁいねえよ。」
海坊主「そうかい・・・・だが、うちのガキは殺る気満々だぞ。春雨ではやつが鳳仙を倒したことになっている。そして、あいつが鳳仙を継いで、吉原の全権を任されたらしい。だがその任された吉原は完全に野放し状態。あいつは吉原なんぞに興味はない。興味があるのは・・・・お前だ。上の連中が無闇に手出し出来ないよう吉原を手に入れた。結果、吉原は救われたが、お前・・・殺されるぞ。」
銀時「そうかい。今度会ったら助かったと言っといてくれ。」
海坊主「神楽はあいつを救いたいと思っている。」
銀時「・・・」
海坊主「憎まれ口を叩こうとやつが以前のような兄に戻ることを願っている。お前と対峙する時が来ようと。その時、やつに命を狙われた時・・・お前はどうする?」
銀時「・・・・」
海坊主「地球人ってやつは妙な連中だ。憎んだ相手の墓まで作る。どれだけ憎んでいようと同じだけの愛情もある。だが俺たちはダメだ。一度黒く塗り潰されたら真っ黒のままだ。そして俺はあいつを真っ黒にしてしまった。けどお前なら・・・・俺とちがう答えが
・・・・・ちと、しゃべりすぎたか・・・・忠告はした。じゃあな。・・・・死ぬんじゃねぇぞ。」
銀時「誰が死ぬかよ・・・・・ハゲ。」
日の輪「どう?私たちの町は?」
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