第30話 黒の剣士、再会する
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く何処へ向かったかすぐに理解した。そしてハンドルを握り、ある場所へ走った。
「ちょっ!山南さん!!どうしたんですか!?」
「どうやら桐ケ谷君はダイシーカフェではなく病院へ直接行ったみたいです!」
「なんだって!?」
「迂闊でした…彼の性格なら直接行くと予想できたのに…!」
「山南さん、とにかく急ごう!!」
「わかっています!!」
山南さんが車を運転して20〜30分は掛かったがなんとかアスナが入院している病院に辿り着いたオレ達の目に映ったのは2人の人影だった。1人は怪我をしてるのか片腕を抑えて、もう1人は何かを握って腕を抑えてる奴を攻めていた。
オレは腕を抑えているのが誰なのかすぐに分かり、山南さんの車から飛び出した。山南さんの声が聞こえるが何を叫んでいるのか分からない。分かるのは仲間が殺されかけていることだけだった
「キリトォォォォォォォォォォォォォォォッ!!」
タカトラこと藤堂平助たちが病院に到着する数十分前……
須郷を倒した後、俺はアスナを吊るしていた鎖を斬り、アスナを開放した。アスナを抱き留めた瞬間、俺は床に膝をつきアスナを強く抱きしめて涙を流していた
「アスナ…俺は…………」
「信じてた…ううん、信じてる。これまでも、これからも……君は私のヒーロー。いつでも、助けに来てくれるって……」
「……そうであれるよう、頑張るよ。アスナ……さぁ、帰ろう」
俺はそう言い、アスナをログアウトさせる準備をする
「現実はもう夜だけど、すぐに君に会いに行く」
「うん、待ってる。私も最初に会うのはキリト君がいいもの……とうとう終わるんだね。帰れるんだね……あの世界に……」
「あぁ……色々変わっててビックリするぞ?」
「いっぱい、色んな所に行って、色んな事、しようね?」
「ああ。きっと……」
俺はそうアスナと約束し、右手でボタンを押してアスナをログアウトさせた
「さてと、それじゃ…」
「…………」
俺はそう言いながら後ろにいる女性…サチに声をかけた
「こんな時に言うのも何だけど、やっぱりコレだけは言わなきゃな……」
「キリト……」
操られていたとはいえ、先程までキリトに深手を負わせていたサチは今にも死にそうな暗い顔だった。罵倒される覚悟なのか震えながらもサチはキリトの視線から逸らさなかった。そして…
「久しぶりだな、サチ。また会えて嬉しいよ……」
「っ!?キリ、ト………」
キリトの予想外の言葉に大
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