第30話 黒の剣士、再会する
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発してるな…」
「ストレス…ですか?」
「ヤマナミさん…須郷の個人データ収集を始めたのはいいけど、集めるのにかなり骨が折れたみたいでね……結局そのデータが手に入るのに1週間も掛かったみたいなんだ。その間、一睡もしないで集めてたみたいだから結構ストレスが溜まってるみたいでね……オマケに手に入った情報が胸クソ悪いモノだったから余計にね……」
「なるほど……寝る間も惜しんで苦労して手に入れた情報がそんなひどいモノなら納得かな……」
上からリズベット、タカトラ、シリカ、ソウジ、リーファの順で話しをしていたが後ろから
「何を話しているのですか?」
「「「「「「っ!!??」」」」」」
ようやく正気に戻ったのかヤマナミに声を掛けられ、背筋を震わせる一同。そして………
「「「「「「うぉおあああ(ひゃああああ)っ!!??」」」」」」
1人の例外もなくハデに転がる一同。しかしそんな彼らの事情など知らないヤマナミは淡々と話を進めた
「遊んでいる時間はありませんよ?我々も現実世界でキリト君と合流しなくてはいけません。リーファ君」
「ひゃ、ひゃいっ!」
「ログアウトしたら、君にはキリト君への伝言を頼みます」
「伝言……ですか?」
「ええ、『私とタカトラ君、ソウジ君はダイシーカフェ近くの駐車場で車に乗って待っているので其処に来るように』と伝えてください。いいですね?」
「は、ハイ!!」
「よぉし!そんじゃ皆、次こそは仮想でも現実でも、全員そろって会おうぜ!!」
「「「「「おーーーっ!!」」」」」
「タカトラ……それフラグだよ」
「まぁ、タカトラ君らしいですがね…………」
そんな騒動があったがタカトラたち一同は何のトラブルに巻き込まれる事無く、無事にログアウトが出来た
それから数十分後………
「う……ん?」
オレ、タカトラこと藤堂 平助は仮想世界から現実世界戻れたことを確認するとオレの左手が誰かに握られている感覚を感じたので左手を見ると其処にいたのは…………
「Zzz………Zzz………Zzz……………」
詩乃じゃなくてゴツイ手でオレの手を握る親父だった。しかもオレの手を握りながらイビキを掻いてるかと思えば……
「Zzz……ギギッ……ギギギギギギギッ……ギギギギギギギギギギギギギギッ!」
歯軋りウゼェッ!!
握ってるのはスッゲェ可愛いオレの詩乃かとほんの僅かな期待をしてたのに目を覚ま
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