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銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第二百七十二話 混迷
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「ヴァレンシュタインに危険が及ぶ可能性が有るがその辺りは如何考える?」
「決戦を挑めば危険ですが決戦を避ければ問題は有りません。司令長官閣下もその事はお分かりの筈、むやみに決戦を挑む事はしないでしょう」
「ふむ、卿はこの作戦を実施すべきだと言うのだな」
「修正を加えたうえで実施すべきだと思います」
周囲を見れば皆が頷いている。
「修正とは何だ、大佐?」
「惑星ウルヴァシーの占拠、補給基地化です。この作戦案ではそれが消えていますが当初の予定通り、実施すべきです。万一長期戦になった場合にはウルヴァシーが必要となります」
作戦計画書をもう一度見た。確かにウルヴァシーの占拠が消えている。焦っているのか? それとも長期戦の可能性は無いと見た? いや焦りが有ると見るべきだな。
「良かろう、この作戦を実行する、修正をしてな。私は軍務尚書、国務尚書閣下に報告してくる。卿らは準備にかかれ」
「はっ」
全員が起立して敬礼した。私も立ち上がり答礼すると会議室を後にした。先ずは軍務省、そして新無憂宮に行かなくてはならん。
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