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銀魂 銀と黒の魂を持つ夜叉
吉原炎上編
十二訓
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じゃないか!家族よりも強い絆があるって!銀さんはおいらを泥棒から足を洗わせてくれた!まともな生活を送らせてくれた!そして何より、みんなでおいらと一緒にいてくれた!おいらにとっちゃ、銀さんも、みんな、大事な家族だ!それを置いてけってのかよ!見殺しにしてけってのかよ!」

銀時「・・・・それを聞けただけで十分だ。行ってくれ。大丈夫だ。俺は死なね「ドガアアアアアアン!!」」

清太「銀さぁぁぁぁぁん!!」

鳳仙「哀れな男よ・・・・国も主君もすべてを失い・・・最期は他人のものを守って死んでいくとは。」


















くそっ!なんでだよ!なんで俺はいつも大切なものを守れねえんだ!俺に力がもっとあれば・・・・・今では嫌という程、兵器によって得た忌々しい力が欲しくてたまらねえ・・
・・・・

《そんなに力が欲しいか?》

!誰だ!

《俺はお前だ。お前は憎んでいたんじゃなかったのか?この姿を・・・》

俺の前に前世での怪獣の姿が現れた。 ・・・・・確かにそうだよ。俺はその姿が嫌いだった。でも、力がなければ大切なものは守れない。

《で、お前はどうしたいんだ?》

力が欲しい・・・・・何でもいい・・・大切なものを守る力が欲しい・・・以前のようなでけえ力が欲しい!

《そうか・・・・・いいだろう。力を与えてやる。》

ほ、本当か!それでやつを倒せるのか?大切なものを守れるのか!?

《ああ・・・・それに、そろそろ頃合いだとも思っていた。今のお前の精神力なら制御できるはずだ。》

制御とはどういうことだ?

《この力は強大すぎる。今までのお前では暴走させていただろうが今なら心配いらない。怪獣の・・・・・ゴジラの力をお前に再び宿らせる。》

!!いいのか、そんなこと!?

《これはもともとお前の力だ。ただ返すだけの作業だ。》

目の前のゴジラが俺の中に入ってきた。これは・・・・・まるで別の身体のように力が湧いてくる!

《詳しい力の使い方は頭に直接叩き込まれているはずだ。頼むぞ、今度こそ大切なものを守りきれ!》

ああ!

〈なんじゃ、この体たらくは?〉

これは、月詠の声か!?

〈太陽など、どこにも上がっておらぬではないか。期待したわっちが馬鹿じゃった。〉

《いいのか?あそこまで言われてよぉ?》

ちっ!好き勝手言いやがる。だから女は嫌なんだ。ちょっくら行ってくらあ。

《行ってこい、ゴジラ・・いや、坂田銀時》







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