ターン31 未知の鉄砲水と帰ってきた『D』
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ラップ発動、ダメージ・ゲート!自分が戦闘ダメージを受けた時、その数値以下の攻撃力を持つモンスターをセメタリーから蘇生できる。僕が蘇生させるのは攻撃力2100、ダッシュガイだ!」
D−HERO ダッシュガイ 攻2100
長い足にはまるでロボットかサイボーグのように車輪がついた、流線形のボディーを持つディーヒーロー。全く、いつになっても全然戦線が途切れない。そのしぶとさには舌を巻くけれど、ダッシュガイは所詮攻撃力2100。これならムーラングレイスで押し切れるはずだ。
そう思った直後、チャクチャルさんからテレパシーが走った。
『いや、無理だなマスター』
「(あれチャクチャルさん。なにが無理なのさ)」
『ダッシュガイの効果だ。奴はフィールドのモンスターを1体リリースすることで、攻撃力を1000ポイントアップさせる効果を持っている』
「(1000ポイント!?そんなことをしたら攻撃力3100になって……ありがとうチャクチャルさん、それならそれでまだ手はある!)」
そこで会話を切り、デュエルに神経を集中させる。確かに通常ならこの時点で積みかもしれない。だけど、まだこの手札には可能性が残っている。ダッシュガイの効果は聞いた感じ起動効果とかいう奴っぽいし、だったらこれで止められる。
「さあ、これでターンエンドか?ならばさっさとエンド宣言をしてもらいたいが」
「……いいや、まださ。メイン2に魔法カード、死者蘇生を発動。幽鬼うさぎを守備表示で特殊召喚するよ」
「ほう?ダッシュガイのエフェクトを知っていたのか」
「ちょっと訳あってね。これでターンエンドさ」
幽鬼うさぎ 守1800
ダッシュガイが効果を使った瞬間、幽鬼うさぎ自信をリリースすれば攻撃を受けずに済む。これだけで止めきれるとはこっちだって思ってないけど、確実にこのターンの抑制力にはなっているはずだ。
「僕のターン、ドロー。ドグマガイが帰還するのは次の僕のスタンバイフェイズだが、その前に僕の新たなエースを見せてやろう」
「新しいエース……?」
「お前も僕にグレイドルを見せてくれたからな。これが僕なりのデュエリストとしてのせめてもの礼儀だ。メインフェイズ、ダイヤモンドガイのハードネス・アイが見通した貪欲な壺の効果でカードを2枚ドロー。カモン、ドゥームガイ」
D−HERO ドゥームガイ 攻1000
片腕が大型のサイコガンのような形状をした、カラーリングといい羽の形と言い全体的に戦闘機のようなイメージを抱かせるディーヒーロー。見たことないヒーローではあるけれど、だけど、こいつじゃないだろう。
「自分フィールド上の3体のモンスターをリリースし、このカードは特殊召喚できる……出でよ、究極のD!D−HERO Bloo−D
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