君って大体の作品で噛ませだよね
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き
類なのか。
基本、3人で戦うように教育してる兵の群れに単騎で突っ込んで来たら討ち取られわな。
「関羽殿関羽殿、好機ですよ!」
「はっ!……ぜ、全軍突撃ぃー!」
我に返った関羽の号令で後退していた軍が一斉に全身した。
陣も崩れかけているが将が討ち取られたせいか相手の士気は激減。これなら殲滅できるだろう。
「絶郎殿!張遼はまだ遠くには行っていないはず!指揮は私に任せて、絶郎殿は張遼を!」
「わかりました。」
聞こえたかどうか知らんが指示に答え混乱する敵陣を突き抜けて張遼を追い詰める。
関の付近に張遼の軍はいた。旗があるからすぐにわかった。どうやら華雄を助けに来たのか自ら出てきたようだ。
好都合である。
「ほいさー!」
気の抜けた俺の声が響き渡る。現状をまだ理解できないのか、張遼の軍は混乱していた。
まぁ出て行ってすぐやられるとは思わないよなぁ。
「くっ!撤退するで!敵に構うな!」
「遅いんだよなぁ(呆れ)」
乗っていた馬の尻を蹴り跳躍する。
100人以上の人間を飛び越え張遼の丁度上空まで飛んだ。余りにシャレオツ(死語)な俺のジャンプを見たせいか、口をあんぐりと開ける張遼だがさすがは武将。
すぐに顔を引き締め俺を撃ち落すべく武器を構えた。張遼の偃月刀と俺の踵が交差する。
「ちょ、張遼様ぁあああああああああああああああああ!」
「あ、やっべ。」
武器は愚か顔まで潰してしまった。これじゃ即死だろう。
てかこれで生きてたら人間じゃないわ。うーん情報引き出したかっただけどなぁ。
しゃーない副官でも尋問するか、もしくは力ずくで次も行くか。
「おらおら、武器を捨てて投降しろやぁ!」
屍となった張遼の足を掴みヌンチャクのように振り回す。
キレて襲いかかってくる奴もいたが、大抵は恐れをなして土下座していった。
こうしてあっさり水関は落ちたのだった。わずか半日にも満たない時間である。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ