君って大体の作品で噛ませだよね
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「それでどうする?」
「どうするもなにも唐突に決まったんで、何も考えてないんですよね。」
何て野郎だ。いや野郎じゃないか。孔明の罠にまんまと嵌ってしまった!
一応、子龍が着いてきてる。何でも俺は義勇軍の将みたいな扱いなので俺だけ行かせるのはまずいらしい。
あと護衛も兼ねてるとか。いや俺の方が強いし、別にいいんじゃ…ちなみに劉備は別のことをやってる。
相手もたかが客将だしいいっしょ?って思っていたが相手の機嫌をそこねるとまずいらしい。
ってことは馬鹿にしたりぶん殴ったりできないのか。ツマンネ。
「またまたご冗談を。」
「はぁ。」
カラカラと笑う子龍に米神をピクピクと震わせながら陣に向かった。
「あなたが絶郎?」
「はい。」
ぺこりとお辞儀する。俺らはあっさりと孫策たちに通された。
この褐色長身女が孫策か…全然イメージと違う!まぁ女体化してる時点でイメージも糞もないのだが。
「それで要件というのは何かしら?作戦ならさっき伝わったけど?」
「は、孫策軍に先陣をお願いしたくっ。」
そこそこ柔らかかった表情が今の一言であからさまに歪んだ。
うぇー背中が痒くなってきた。何で周りが女だらけなんだ?次郎連れてくればよかった…
「何故、我が軍を?」
ずっとこちらを静観してた眼鏡が話しかけきた。
軍師かな?頭良さそうだし。まぁ、こっちはお願いしてる立場なので簡単に説明しておく。
「関を守っているのは張遼と華雄…そのうちの華雄とは因縁がありますねよね?」
「えぇ…先代がね。」
「我々は関を守る華雄に挑発をしかけようと考えてます。そこで挑発に協力して頂ければ…」
「アナタ達だけで充分なんじゃないの?」
うーん…やりたくないのか?張遼もいるし確実にしたいから誘ってるんだけど。
別に関くらい力づくで壊せるんだよなぁ。たしか蜀と呉って同盟結ぶんだよな?
少しでも仲良くできるために今のうちに接点とか欲しかったんだけど、しゃーないか。
何かこの人わかってて焦らしてそうだし、ぶっちゃけ帰りたいし。
「それもそうですね。」
「え?」
「作戦をより確実にしたかったのですが…急に頼まれても失礼ですよね。」
「ちょ、ちょっと。」
「ありがとうございました。失礼します。」
よし。帰るか。帰る帰る。機嫌そこねるだの何だののくだり完全に無視である。
「無理でした。」
「えぇー!」
だって面倒だっただもん。てか俺に任せる孔明が悪い(逆ギレ)
「うーん、大丈夫ですか…ね?」
「でもでも華雄さん以外にも張遼さんって人がいるから頼みに行ったんだよね?わたし達だけで大丈夫なのかな?」
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