封印の氷地獄
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「ミストガン!!」
「あぁ、協力感謝する、ミラ」
落ちていく2人は何か話している。ジュラさんとレオンが上空を見上げる。そこには7つの一繋がりになった魔法陣が描かれていた。
「空に魔法陣!?」
「いつの間!!」
「攻撃を交わしながら書いていたのか?」
「すごい!!」
俺とナツさん、エルザさんとウェンディが空にある魔法陣を見てそう言う。
「7つの星に裁かれよ、七星剣!!」
空から無数の隕石がジュラさんとレオンに迫る。
「レオン!!近くに来い!!」
「あい」
レオンがそばによるとジュラさんは両手を胸の前で合わせる。
「巌山!!」
ジュラさんの上に出現した巨大な岩の石像がミストガンさんの攻撃を受け止める。その2つの力ある魔法がぶつかり合ったために会場に強風が巻き起こる。
煙がやむとしばらく睨み合う両チーム。するとミストガンさんが前屈みになりながら上げた右手を少しずつ下ろしていく。
「真・天体魔法、星崩し!!」
ドムス・フラウの上に現れる巨大な黒い雲。なんだあの魔法は!!
「んなーっ!?」
「これは・・・」
ナツさんは驚き叫び、ジュラさんは空を見上げている。
次第に高まっていくミストガンさんの魔力、するとレオンがある動きを見せる。
「―――、封印の氷地獄!!」
レオンがそう言い腕を思いきり横に振ると、闘技場、観客席、そして空の黒い雲、人を除いたそれらすべてが氷漬けになる。
「なっ!?」
「ウソ・・・」
あまりのレオンの魔力の高さに、ミストガンさんとミラさんは驚いてしまう。
「ジュラさん!!」
「うむ」
そう言うとレオンが凍らせた闘技場の床から岩のつき出させ、それを大きく砕きながらミラさんとミストガンさんを囲っていく。
「あれは・・・」
ナツさんがジュラさんの使おうとしている魔法に覚えがあるのか、冷や汗を流していく。
完全に岩に覆われ姿が見えなくなるミストガンさんとミラさん。ジュラさんはそれを確認すると大きく息を吸い込む。
「覇王岩砕!!」
「うああああああ!!」
「きゃあああああ!!」
ジュラさんの声で岩の中から弾き出される2人。そして、地面へと倒れ動かなくなる。
『試合終了!!勝者、蛇姫の鱗、ジュラ・ネェキス&レオン・バスティア!!』
チャパティさんのアナウンスを聞き大盛り上がりの観客たち。ジュラさんとレオンは手を上げてハイタッチをしている。
『これで、大魔闘演舞1日目終了!!総合順位はこのようになりました!!』
魔水晶ビジョンに映し出される順位。
1位 剣咬の虎
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