封印の氷地獄
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「ワイルドォ!!」
グラシアンさんが足を振るい放った闇の波動がノバーリさんを直撃し、ノバーリさんは倒されてしまう。
『試合終了!!オルガ、グラシアンともに敵を一撃で粉砕!!強い!!やはり強い!!勝者剣咬の虎オルガ・ナナギガ&グラシアン・カイザー!!これでトータル20ポイント。完全試合の1日目!!四つ首の猟犬は2ポイント!!残念!!』
オルガさんとグラシアンさんは戦いを終え出入り口へと戻っていく。
「もっと盛り上げてもよかったんじゃねぇの?オルガ、グラシアン」
その2人に金髪の男の人が声をかける。するとグラシアンさんはどこからかマイクを取り出すとオルガさんに差し出す。
「いつものよろしく」
「おう!!任せとけ!!」
「そういうことじゃねぇんだけど!!」
マイクを持って闘技場の真ん中に戻っていくオルガさん。グラシアンさんはそのまま闘技場からいなくなり、金髪の人は自分の言ったことを間違って捉えた2人の行動に突っ込んでいた。
『おっとオルガ・ナナギガここで何を語ろうというのか』
マイクのテストを入念に行うオルガさん。
「最強最強No.1!!俺たちゃ天下の剣咬の虎!!」
突然スタンドマイクを倒しながら歌い始めるオルガさん。俺たちはそのあまりの音痴と音量に耳を塞いでしまう。てかこれ歌!?ただ叫んでいるだけのような気がしないでもない。
しかし、そんな聞くに耐えない雑音を聞かされているはずの観客たちはなぜか大喜びしていた。
これが現フィオーレ最強の魔導士ギルドか。実力もあるが人気もすごいってわけだ。
『さぁ、いよいよ1日目最後の試合となりますが』
オルガさんは結局中々歌い終わらないので金髪の人とグラシアンさんが強制撤去しに来て帰っていきました。
『残っているのは妖精の尻尾Bと蛇姫の鱗だね』
『昔はこの2つのギルド、実力が均衡していて、だから面白い試合になりそうね!!』
ヤジマさんとジェニーさんがそう言う。
『では発表しましょう!!1日目最後の対戦カード!!妖精の尻尾Bミストガン&ミラジェーン・ストラウスvs.蛇姫の鱗ジュラ・ネェキス&レオン・バスティア!!』
対戦カードが発表されるとドムス・フラウが震える。
「キターッ!!」
「ジュラだぁー!!」
「俺、ジュラが見たかったんだよ!!」
「まさか1日目から出てくるとはね!!」
観客たちはみんなジュラさんの登場に大騒ぎしていた。なんたって聖十大魔導だ
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