封印の氷地獄
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第二試合がすでに始まっているドムス・フラウ。それをエルザさん、ウェンディ、俺が観戦していると後ろからナツさんが走ってくる。
「ルーシィの様子は?」
「大丈夫そうだ。シャワー浴びてぇってさ」
エルザさんの質問にナツさんが答える。
「なんならもう一回見てこようか?」
「今は行っちゃダメでしょ」
「ナツさんのエッチ・・・」
もう一度ルーシィさんの様子を確認しに行こうとしたナツさんに俺とウェンディがそう言う。
「なんで?あっ!!」
ナツさんは俺とウェンディがそう言った理由がわかり、ルーシィさんの元へと走り出そうとする。しかし、それはエルザさんに阻止された。
「ダメだ。もう二試合目が始まってるぞ」
エルザさんがそう言うとナツさんは闘技場が見える位置に移動する。
「こういうのもわくわくするよなぁ!!」
「そうですね」
「色々なギルドの人の戦いが見れますからね」
ナツさん、ウェンディ、俺がそう言う。ルーシィさんが大丈夫なのならそれはよかった。今は俺たちは他のギルドの人たちがどういう戦いをするのか見ておこう。
『大魔闘演舞1日目、バトルパート、第二試合は一進一退の攻防が続いております 。
青い天馬レン・アカツキ&ヒビキ・レイティスvs.人魚の踵アラーニャ・ウェブ&リズリー・ロー!!』
今はレンさんとヒビキさん、アラーニャさんとリズリーさんが戦っている。
4人は力が均衡しており、今のところはどっちが勝ってもおかしくない状況だ。
『両者譲らずといった感じですねぇ』
『うむ。よい試合じゃ』
チャパティさんとヤジマさんがそう言う。第一試合も結局はあんな形で終わったけど、かなり好ゲームになっていたし、運営は対戦カードを組むのがうまいな。
『レンくん!!ヒビキ!!頑張って!!シェリーも私も応援してるから!!』
ジェニーさんは2人を応援するためかゲスト席からそんなことを言い出した。
会場の皆さんはそれを聞いて「ヒューヒュー!!」と騒ぎ立てる。会場の一体感がすごいんだけど。
「な!!」
「ありがとう!!ジェニー!!」
顔を赤くするレンさんと勝負そっちのけでゲスト席に手を振るヒビキさん。
「今だ!!」
「隙だらけよ!!」
リズリーさんとアラーニャさんはその隙を逃さず攻撃する。アラーニャさんは魔法陣から雲の糸を出しているようだけど、何やらレンさんとヒビキさんは体が少し重くなったみたいな動きをしてる。リズリーさんのまほうは重力変化の魔法か?悪魔の心臓のブルーノートが使ってたみたいな。
「何やってるのレン!!頑張りなさいな!!」
『ヒビキ!!ちゃんと敵に集中して!!』
レンさんを応援
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