暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【東方Project】編
088 5つの難題(ノーマル)と夜明け。
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強化──SENSE(センス)≠ナ避けて避けて避ける避けて避ける。

「1つ目の難題よ! “龍の(くび)の玉―五色の弾丸―”」

輝夜がそう宣言した途端、光り輝く弾が降り注いできた。

………。

……。

…。

「……私の負けね…」

5枚目の難題(スペルカード)>氛氈g蓬莱の弾の枝―虹色の弾幕―”のスペルカードを突破した時、輝夜は空からふよふよ、と下りて来ながら万感が籠められている様な声音でこの決闘≠ノ敗北した事を認めた。

「ねぇ、真人=c。貴方は自分の事を独占欲が強い≠ニ揶揄(やゆ)したわね」

「……ああ」

輝夜の独り言に近い問い掛けに首肯する。

……輝夜の俺に対する二人称がお兄さん≠ゥら真人≠ノ変わっているのに気付いた。……どうやらお兄さん(おれ)=∞升田 真人(おれ)∞≠ナある事を認めてくれたらしい。

閑話休題。

「……だったら現在(いま)≠ナも──1300年経った今でもその心に変わりはあるかしら?」

「……輝夜…」

つまり輝夜は私達、やり直しましょ?>氛氓ニ、言いたいらしい。……対する俺は…

「……輝夜、俺は鈴仙に輝夜がここ──【永遠亭】に居る≠ニ聞いた時は一寸(ちょっと)驚いたよ。……そして、八意 永琳に輝夜に会いに行って≠ニ言われるまでは輝夜には会わないつもりだった。……だって俺からしたら三行半(みくだりはん)叩き付けられて実家に帰られたみたいなものだっかからな」

「うっ…!」

「そんな状態でどの(つら)下げて会えば良いかも判らないしな…。……しかも睡眠薬(くすり)まで盛られたし…」

「うぅっ! それはその…」

輝夜は俺の言葉にばつの悪そうな顔で呻き、言い訳(二の句)が継げないでいる。……何しろ、俺は離婚届を叩き付けられて実家に帰らせてもらいます≠ニほぼ一方的に言われた様な感じだったので、俺の皮肉も(あなが)ち間違いでは無いだろう。

「……で、【永遠亭】に来て八意 永琳と会話したりした結果──1つ判った事がある。……輝夜との関係を精算したい>氛氓チて事が判ったんだ」

「……えっ?」

輝夜なら理解出来るだろうと、言外にやり直すなら1300年ものズレ≠直す為にも1から始めよう≠ニ言ったら、輝夜の顔から表情が抜け落ちた。……俺の発した言葉を3割も理解出来ていない模様。

「あー、何を考えてるか判らんが、俺が言いたいのは1からやり直しましょう≠チて事なんだ。……だってよく考えてみろ、俺と輝夜との間には1300年以上のズレ≠ェ在るだろう?」

「……えっ?」

さすがに、輝夜の様相を見ていて居たたまれなかったので、俺
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