【東方Project】編
087 永夜の集い
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輝夜≠ヘそこに居た。
輝夜を確認した時、俺の中でガチャリ≠ニ──何かが嵌まった音がした。
SIDE END
SIDE 蓬莱山 輝夜
(嘘よ…。……あれから∴齣フどれほどの時間が経っていると云うのよ…)
やたらと騒がしい今宵の【永遠亭】。背を向けていた戸が急に開かれ、永琳が急用を持ってきたのかと思って振り返ってみたら彼≠ェ居た。
……彼≠ェ──真人が今≠アこに居るわけが無い──でも居て欲しい。……永琳の言葉を借りるのなら、理性と感情は別物≠ニ云うか。思考≠ェ感情≠ェ合致してくれない。
もしここに真人が居る事を認めてしまって、本当はここに存在しなかったら>氛氓サんな事になったら死ねない≠アの身を死ぬほど恨んでしまうだろう。故に内心では否定した。真人が居るわけが無い>氛氓サんな思考回路を念頭に置く事で、その場合≠フショックを軽くする──言ってしまえば心の防衛反応≠ゥ。
「……真人、なの…?」
……がしかし──否定したのは良かったが、その否定≠私の心が拒否した。気が付いたら目の前の彼≠ノそう訊いていた。
「ああ。……息災だったか?」
「あ、あぁ…」
覚束無い足取りで真人に近付き、抱き付いてみれば真人はちゃんとここ≠ノ居た。……真人の体温、真人の匂い、真人の感触。それらによって1000年の年月が急激に巻き戻されていく様な気分だ。
……嗚咽を我慢出来ずに、真人──と思わしき青年の胸に泣きついていた。
SIDE END
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