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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第135話 魔の手
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ら、少し違和感を感じる。運転をしている、と言う立場でいる事もそうだ。プライドが高い男の筈だから。
「ふ、……が、実行に移したお前も相当だろ?オレはただ提供しただけだ。実験場と、そして知識をな?そのおかげで、比較的進歩を研げる事が出来ただろう?」
「まぁ、な。その点は感謝さえしてるよ。だが……」
「ふん。オレにはやらなければならない事があるんでな。……今のオレの全てがそこへと向いている。地位や名声にはとうの昔に興味は失せた。……もう、な」
2人の話をただ黙って聞いていた玲奈。一体、この人達は何をしているのだろうか?姉や自分をどうするつもりなのだろうか?……正直、殺されてしまうと頭の中に過ぎらなかったと言えば嘘になる。だけど、そんな気配はなさそうだった。玲奈はあの世界を二年も経験している。
生半可な死の恐怖くらいは耐えられる。そう、……自分のもの以外であれば、無理だった……。
そして、連れてこられた場所はレクト本社。フルダイブ技術研究部門。
「……ここから、アスナ君がいる場所へ連れて行ってあげるよ。玲奈君。……いや、レイナ君。ほどなくして、君も病室へと運んであげるよ。……患者の1人として。ね?」
ニヤニヤと笑う須郷。だが、レイナは屈しない。姉と会う事が出来るなら……、絶対にそこから糸口を紡いでみせると、ココロに決めたからだ。
自分たちは《双・閃光》。
片方の輝きだけでは、照らしきれないのなら……、2人で照らす。闇を必ず払ってやると。
「そう言えば、君はリュウキと言う人物を探している。そうだったな?」
「っっ!!」
ずっと、強ばらせていた表情。それが崩れた瞬間だった。
「……ふぅ、彼を連れて来たかったよ。この場所に。……精々絶望を味合わせたかった」
その顔には、殺意さえ感じ取れる。強い憎しみも同時に。
「は、……リュウキ君の事、なんで知ってるの」
思わず本名を言ってしまいそうだったレイナは直ぐに言い直した。……この男に言ってはいけない。そう強く感じたから。
「……知ってる、か。……それどころじゃない。因縁さえある男、……クソ餓鬼だ。まぁ最も、お前の言うリュウキがオレの知るあのクソ餓鬼であれば、の話だがな」
リュウキと言う名は珍しいものではないから、名前が同じと言うだけでは確信は得られない。……が、そうは言いつつも、そのリュウキと言う名を言う度に男は、ぎりっ……と歯を食いしばらせていた。
そして、それ以上は何も言わなかっし、レイナも口には出さなかった。
レイナは指示されるままに、ナーヴギアを装着し、強制的にある場所へと連れてこられたのだ。
〜????????〜
その場所は途方も無く広
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