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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第134話 真実へ……
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る。……が、何処かで確信はしていたのだ。この男と、キリトとであったら、まるで問題ない、と。 ドラゴは、心配の『し』の字も感じてなかったのだ。
楽しそうに絡む2人を見て、アリシャは我慢ができなくなったのか。にゃははは、と猫語?の大笑いが響く。
「――おーうそつきくんにしては、キミ……随分強いネ? それに、キミも! 知ってる? あの2人……ユージーン将軍と、ジェイド副将だけど、ALOの中でもトップ3に入る腕前だったんだヨ。そんな2人のタッグなんて、無理げーも良いトコなのに、勝っちゃうなんて。んん? そう言えば、キミはスプリガンとウンディーネ両種族の秘密兵器、最終兵器、って言ってたケドそのへんはどーなの?」
アリシャは、キリトを覗き込むのを止めて、そのすぐ傍らにいるドラゴを見た。ドラゴは、軽く笑うと、キリトを親指でさし。
「勿論、コイツの大嘘だ。言葉を借りるなら、ブラフで、ハッタリ。ネゴシエーションと言うヤツ……だろ?」
「にゃーっはっはっは!」
2人して、同じように言うからますます面白い。
「ま、まぁそれはそうだろうとは思っていた。だが、その姿は気になるな。……秘密兵器だ最終兵器だ、と言ってくれていても、信じられるよ。あの魔法もそうだしな」
サクヤはそう返した。先ほどの戦い……両者共に凄まじいものを感じたが、衝撃で言えば、ドラゴの魔法もそうだった。彼の身体能力……、ジェイドを圧倒したその速度にも勿論目を見張るものがあったのだが、それをもあっさりと吹き飛ばしてしまうかのような衝撃があの魔法だ。
「ん……、正直。訊かれてもオレが困るんだがな……」
「ん? それはどういう……」
「あー、またあたしが教えてあげる。
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(
タダ
)
じゃないわよ?」
「……ふふ、そうだな」
サクヤの疑問解消に名乗りをあげるのが、リタだった。その言葉にサクヤも笑みを浮かべる。……随分と心を開いてくれている彼女を見て、こんな場所でなければ、自分の胸に抱きしめてしまいたいとさえ思っていた。
「あー笑った笑った! キミは後でサクヤちゃんに聞くとして〜。んで、キミはスプリガンだし、判るよネ〜。ひょっとして、キミも秘密で最終兵器だったりする?」
「まさか。その称号はコイツだけのものなのさっ! オレはしがない流しの用心棒!」
「……んな称号いらん」
「ぷぷっ! にゃはははは!!」
随分と対照的な2人だ。が、相性は抜群なのだろうか、見ていて面白い。ひとしきり笑ったアリシャは、キリトとドラゴの両首に腕を回した。身長が低く設定されているケットシーだから、宙に浮いて脚をぷらぷらとさせる。
「フリーだったらサ? キミ達、ケットシー領で傭兵、やらない? 3食おやつに昼寝付き、だヨ?」
「なな、っ!」
「……はぁ?」
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