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英雄は誰がために立つ
Life13 第一次グレモリー家本邸前防衛戦 収束
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れに気づいた士郎の奴は1人で向かいやがった。しかもこのオレに此処の護衛してろだとよ・・・!」

 最後はまるで、吐き捨てるように説明を終える。
 モードの説明に直に救援を送ろうとか、だがここの警備や魔獣の残党狩りは如何するんだとか、様々に意見が分かれる。
 そんなやり取りを無視してモードは、士郎が向かった山へ視線を送る。

 「士郎の奴・・・・・・アレ(・・)を使う気か?」

 モードはため息をつきながら、視線を山へと向け続けた。

 因みに、ゼノヴィアは絶賛妄想爆走中で、モードの説明も聞かずに睨み続けるか妄想を続けるかのどちらかに浸り続けていた。

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