暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第133話 再戦の誓い
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

 その時だった。



 天より輝く太陽の中。そこから2つの光が現れた。



 それは、太陽の輝きにも負けない光を放っていた。それは、漆黒と白銀、対照的な輝きは、この世界の全てを照らしている光よりも鮮やかで、そして鮮明に輝いていた。


 その輝きの正体、2人には直ぐに判った。

『キリトとドラゴだ。』

 だからこそ、思わずリーファも、リタも、2人の名前を口に出していた。

「ちっ!」

 強烈なライトエフェクトをバックに付けた、2人の突進。思わず、ユージーンもジェイドも手をかざしたが、決して水平移動をして、光を回避しようなどとはしなかった。そこは、流石というべきだろう。移動をしようものなら、相手の急降下の速度の方がどうしても勝るため、間違いなく上から叩き落とされるのだ。

「私の杖を甘く見ない事だ!」

 ジェイドは、手をかざすどころか、かっ!と見開いて、そして杖を振るった。

 次に現れたのは巨大な炎の塊。

 これまでとは比べ物にならない程の代物だった。杖にマナを加える事で、記憶させた魔法の威力を上げる。連射性にはどうしても落ち、且つ通常よりも遥かにマナを消費し、その後使えなくなってしまうが……。

「ここで終わりです!」

 ジェイドは、2人諸共、炎で消し飛ばす事を狙い、放とうとしたのだが……。

「ぬ!!?」
「なっ!?」

 現れたのは、2人だけではなかった。それは、ジェイドの炎よりもでかい代物。ユージーンの身体を楽に超える大きさの物が突如空中に出現したのだ。数は、2つ、そして2人に正確に落ちてきている。

『……い、隕石……?』

 周囲もあまりに不可解な現象に、呆然とそうつぶやいていた。そんな魔法、隕石を落とす様な魔法は見た事もなければ聞いたこともないから。

 ジェイドもあまりに衝撃的な魔法をみた為、思わず固まりそうになったが。

「ジェイドぉぉ!!相殺しろぉ!!」

 そう叫びながらユージーンも剣を構えた。魔法と魔法であれば、威力にもよるが、ジェイドの魔法なら相殺出来る。そして、自身も。あれは見た事もない魔法だが、必ず防げる。

 自身の愛剣であれば、防げる。

 ユージーンは自分にそう言い聞かせる様に剣を構えたのだ。

「っぁぁぁ!!」

 ジェイドもユージーンの言葉に反応し、炎を一気に飛ばした。マナを全て放出する様に。

「ドアアアアァァっ!!!!」

 天地を揺るがす気合と共に、太陽から降り注いでくる、隕石に向かってサラマンダーの真骨頂でもある重突進をかけ、炎魔法を剣に纏い、ずがぁぁぁっ!と言う凄まじい爆音を発生させながら、隕石を2つに割いた。

 ジェイドも炎の魔法、杖での最大の攻撃魔法をぶつけた。こちらも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ