原作介入前
二話、色々あってエクソシストになってました。
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、原作同様捨て駒としてだと思う。もちろん俺もだ。
でも俺は簡単に死ぬ気はない。だから俺は更に二つ目の転生特典を用意した。
それは、「天閃の聖剣」を5000%使えこなせる体質である。てか転生特典はそれまでしかできなかった。
まず、二つ目の転生特典については割愛するが、俺の神から与えせしめられる特典には、どうやらもともと人間ですらない俺にとっては、限界を超えていたらしく、対価として、既に記憶を売っていたらしい。いや、NPC時代のデータなのだろう。
まあ、それが理由で、一つ目の特典もぴんと来ないものであっのだが。要するに、ギリギリな訳です。
フン、別にいいもんね! 俺だってとある爺さんから仙術を小さい頃に教えてもらったんだからね!!
俺はまたもや、誰にもうちあけられない回想に浸り終わったところで、ようやく自室のドア付近に行き着いた。
というより、自室ではなく、寮なのだが。もともと、ここは教会であり、俺たちはエクソシストもとい神父なのだ。
だから、そこまで贅沢な生活はできない。幾らか仕入れている筈の本教会の資金も何処かへ流される。イッタイドコニナガレテルンダロウ。
として、俺は当然ながら共同生活している野郎と居るわけで。
はぁ、と嘆息を吐き、ポケットから鍵を弄る。
取り出したその鍵は、肌と密接していたポケットに入っていた所為なのか、独特の生ぬるい温かみがあった。
そんな些細なことなど気にせず、古式な鍵をガチャリと鍵口へ差し込み、そして開けた。
だが、ここで俺にとって、ある意味、今日一番の不運がおこった。まだ朝なんだけどね。
「ーーっ!?」
俺は思わず、目を見開く。そして口は半開き。
それは当然。俺の視線の先いたのは、一番気まずい相手がそこにいるのであって。すると当然ながら俺は土下座をするのであって。
「あの………もう勘弁してください……ッ!」
俺はそう言った。だが、いきなりそうされた栗毛のツインテールの少女は戸惑うしかなく。
「え、ええ!?」
「聖剣の件はもう諦めてください、つきまとうのは勘弁してください」
「ちょっ、待ってくださいよ!?」
「それじゃあ、さようなら、またいつか」
俺は栗毛ツインテールを押し退けようと、ガシっと彼女の腰を掴み、男子寮の外へレッツラゴー。
「ちょ、何処触ってるんですか!?」
え……腰ですが何か?
「え……腰の辺り。……もしかして自意識過剰?」
「どういうことよ!」
うわ、暴れないで、あれが揺れているから……。主にあれが……。
おっと、だめだめ。
「アーメン!」
「へ!?」
俺は栗毛ツインテールを驚かすほどの声量でそう叫び、邪になりかけた心を即座に切る。
一応、神父が本職
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