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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第7話 もう一人の転生の話
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初めまして、俺の名は神崎大悟。

完璧な容姿、最強の魔力、主人公だけが持っているニコポ、ナデポのスキル、銀色の髪に赤と青のオッドアイ。

これほど愛されている転生者は居ないだろう………


さて、今ではこんなに恵まれた男になっているが、前世はひどかった。
引きこもりのデブオタ。

女の子なんて出会いもクソもなかった。
そんな人生に絶望し、自殺した俺だが、神様は俺に転生の機会を与えてくれた。
本当に神様には感謝しきれない………



「ふむ、いきなりで悪いが、お前にはリリカルなのはの世界に転生してもらう」

「転生フラグキターーーーーーーー!!!!」

「…………前のやつとは180度違うやつじゃの」

「あ、あなた様は神様ですか?」

「まぁ、人間からはそう呼ばれているの」

「な、ならばお、俺にも転生者としてチート能力が………」

「それについては自分で決めて欲しい」

「じ、自分が決めて良いのでありますか?」

「そ、そうじゃ(前の奴の方がよかったのぉ………)だが叶えられるのは3つまで、さらにわしに叶えられるものだけじゃ。よく考えて欲しい」

「俺の願いは決まってます!まずは最強の魔力。次にナデポ、ニコポのスキル。最後に銀色の髪と、赤と青のオッドアイを持つイケメンにしてくれ!!」

「本当に前の奴とは正反対だの………それにやたらと細かい………」

「前のやつとは?」

「お主より先に転生させたやつじゃ。お主とは違い、欲が無くてな。3つの願いも一時間以上考えても思いつかなったから保留にしたんじゃ」

「………別になくてもよかったのでは?」

「それじゃ、わしの気が収まらん」

「まぁいいですけど………そいつの名前はなんと言うのですか?」

「前世の名前は確か佐藤考輔だったはずじゃが………」

「転生後は?」

「分からんわい。転生後の名前は自由に決めてるからの」

「そうですか………」

まぁ、俺のことは前世でも知らないだろうし、転生者だって分かるわけないか………



だが大悟は気がついていない。

明らかに普通の人じゃありえない容姿をしていることを………


「それで、これがおぬしのデバイスじゃ」

『初めまして、マスター』

どうやら男人格のようだ。女人格の方が個人的にはよかったけど………

「能力もおぬしが決めるがいい。ただし自分の魔力で出来る範囲じゃ。まぁお主の魔力ならだいたい問題ないだろうがの」

「そうします」

「それじゃ、幸運を祈るぞ」

そう言われて大悟の意識は暗くなった。

「おっと、スキルの説明を忘れたの。………まぁ別に良いか」

神様はそう呟き自分が転生させた二人の事を思い
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