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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
ALO T
Extra Edition
第43話
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。』
30代半ばと見られる眼鏡をかけたスーツ姿の男性が、椅子に腰掛けていた。
和人『菊岡さん。』
智代『本当にお久しぶりですね。』
スーツ姿の男性の登場に、2人は僅かに見くびった。
この男性の名は菊岡 誠二郎。総務省に所属する謂わば国家公務員の1人で、自衛官でもある。
智代『臨時カウンセリングは、あなたが……』
菊岡『君等に聞きたい事があってね。そうでも言わなけば、君等は来て来れないだろうと思ってね。』
和人『菊岡さんが出るのでしたら、別に来ましたがね。』
菊岡『なら良かったが。』
菊岡の登場に、智代は全てを悟った。臨時カウンセリングは、和人と智代を呼び出す為の芝居だったと。それを知った智代は、心の中で安堵した。和人と智代から聞きたい事があって臨時カウンセリングという形で呼んだが、そうでなくても出て来たとの和人の言葉に、菊岡は安心した。
『では、私はこれで。』
一連の会話がある程度終わった後、女性カウンセラーは菊岡に一瞥。菊岡は会釈で返す。
『終わったら言ってね。』
女性カウンセラーはそう言うと部屋から出た。
菊岡『立ち話もしゃくだし、座って。』
女性カウンセラーが部屋から出た事を確認した菊岡は、2人に椅子に座るように言った。そう言われた2人はすぐさま椅子に腰掛けた。
ーーーーーーーーーー
和人『言って置きますが、この後約束があるので、手短にお願いしますよ。』
菊岡『美少女達の水着姿を見る事とか?』
和人『違います??』
智代『ははっ……。』
和人は約束があるから手短にして欲しいと菊岡に言ったが、当の本人が言った言葉に和人は反応して違うと言い返した。一方の智代は引きつった笑みを浮かべていた。
菊岡『まぁ、本題に入ろう。実は、今回のSAO事件をまとめるにあたり、君等から話を聞こうと思ってね。』
智代『その件は何度か話した筈ですが……』
菊岡『確かにそうだ。だが、大まかな事は聞いていないよ。それに、4000人近い犠牲者が出たにも関わらず、茅場先生は死亡したせいで、事件の全貌は未だ不明。茅場先生の動機すら不明。そしてどうして茅場先生がSAOと言う名のデスゲームを作ったのか、改めて2人から聞きたくてね。』
菊岡は早速、事を本題に移した。2人を呼んだ理由は、SAO事件に関する事であった。とはいえ、その件については、2人はある程度語ったが、肝心な辺りは話していなかった。菊岡は、それが聞きたくて2人を呼んだのだ。
和人『一つ聞いても。』
菊岡『何かな?』
和人『俺はともかく、何故智代を呼び出す必要があるのですか?智代は関係無いでしょ?』
智代『……。』
菊岡『廃棄処分が決まったナーヴギアの持ち出し及び使用許可を出したのは、誰だったかな?』
『『……。』』
呼び出した理由を聞いた和
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