暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
Another36 解き放たれた知識
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れから少し控えるよ」

テントモン[少し…でっか、まあ知りたがらない光子郎はんは光子郎はんやあらへんからそれでええと思います]

溜め息を吐きながら呟くテントモンに光子郎は笑った。
少しずつ少しずつ…、紋章から光が灯り始めていた。

光子郎「はい、知りたがらない僕は僕じゃありません。知りたがるから僕なんです。行きましょうテントモン。今の僕達なら何だって出来る気がするんだ」

テントモン[はいな!!]

デジヴァイスから進化の光が放たれた。

テントモン[テントモン進化!カブテリモン!!]

奇跡はこれだけではなかった。
元々知識関連に関しては既にクリアしていた光子郎。
パートナーとの絆がより強固になったことにより、更なる昇華。

カブテリモン[カブテリモン超進化!アトラーカブテリモン!!]

光子郎のカブテリモンは青と赤のアトラーカブテリモンから赤のアトラーカブテリモンを選び取った。
アトラーカブテリモンは、カブテリモンが規則的進化したデジモンである
身体が大きく、昆虫型のデジモンの中でも目立っているのが特徴的で、青いアトラーカブテリモンとは違い、ジェット噴射で飛べる能力を身に付けているのも特徴の一つだ。

光子郎「アトラーカブテリモン…これがカブテリモンの完全体!!」

歓喜の表情を浮かべる光子郎。
しかし今の状況を思い出して、直ぐにアトラーカブテリモンに乗り込む。

アトラーカブテリモン[ほな、行きまっせ!!]

アトラーカブテリモンはジェット噴射で一気に出口に突撃した。






















凄まじい轟音と共に宇宙空間から出てきたアトラーカブテリモンと光子郎に目を見開くベーダモン。

ベーダモン[な、何!!?]

いきなり現れたアトラーカブテリモンに動揺しているベーダモンを見遣る光子郎。

ペガスモン[光子郎!!]

ペガスモンもカブテリモンが超進化したことに驚いているのだろう。
彼もまた目を見開いていた。

ベーダモン[完全体に進化したようだけど、ベーダモン様を舐めるんじゃないわよ!!悪魔の投げキッ]

アトラーカブテリモン[メガブラスター!!]

ベーダモンの一番厄介な技である悪魔の投げキッスが繰り出される前に成熟期時の必殺技を繰り出す。
同じ技でも威力は格段に上がっている。
ベーダモンは技を中断して、回避。
アトラーカブテリモンと光子郎の狙いがそれだというのにも気づかずに。

光子郎「今です!!」

アトラーカブテリモン[ホーンバスター!!]

ジェット噴射の勢いを活かしたアトラーカブテリモンの突進がベーダモンに炸裂した。
まともに喰らったベーダモンはUFOに激突し、
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