Another36 解き放たれた知識
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なあ、選ばれし子供にとって、パートナーデジモンって大事なんじゃねえのかよ?何で放っとくんだよ、一週間も]
光子郎「一週間…?」
研究をしてからそんなに日にちが経っていたことに驚愕する光子郎。
[ナノモン様に付き合ってたらぶっ倒れるから止めてくれってテントモンに言っといたのに。大方、研究に夢中でテントモンを無視してたんだろ。あいつ寂しそうだったぜ。無視されてもお前のために戦おうとしたんだ。健気だねえ…]
皮肉そうに言うガジモン。
ガジモンの皮肉が光子郎の胸に突き刺さる。
ベーダモンは手に持っている光線銃で手当たり次第に砂漠地帯を攻撃し、無差別に穴がどんどん開いていく。
ナノモン[恐らくテントモンはベーダモンのUFOから放たれた光線により宇宙空間に飛ばされたに違いない。ここは我々に任せてお前はテントモンを]
光子郎「これ、持っててください!!!」
[おう、行ってこい!!]
ニヤリと笑いながらガジモンが光子郎の背を押した。
走り去る光子郎を見たガジモン達が光子郎を止めようとしたが、それを振り払って突き進む。
もし徹夜のままだったら間違いなく危なかっただろう。
タケルとパタモンのおかげである。
光子郎は一目散にUFOに向かって飛び出したのである。
光子郎「僕ならここです!逃げも隠れもしませんよ!!」
選ばれし子供がまんまとおびき寄せられたと笑ったベーダモンは、光線銃を発射しようとしたが、それより前に無差別攻撃を仕掛けていたUFOの光線が出ている。
光子郎は迷うことなく飛び込んだのである。
ナノモンの言葉を信じて。
光子郎「テントモン!!ごめんよ!!僕のことを気にかけてくれたのに、無視してごめん!!倒れそうなくらい窶れていたのを心配してくれたんですよね!?僕、知りたいことがあると分かるまで夢中になって周りが見えなくなってしまって…僕のパートナーデジモンなのに、ナノモンと一緒にいてごめん!僕のパートナーは君だけだよ!!テントモン、どこだよおおおおお!!」
デジヴァイスから光が放たれた。
テントモン[光子郎はん!!]
光に導かれるように現れたテントモンに光子郎が駆け寄る。
光子郎「ごめんよテントモン!心配してくれたのに」
テントモン[光子郎はんなら分かってくれると思ってましたで、わては光子郎はんの知的好奇心旺盛なとこは好きやけど、流石に一週間はやりすぎでんがな]
光子郎「テントモン、ありがとう。こ
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