第15話
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、コスプレ趣味にでも目覚めたのかな?」
真城さんが文句を言う中、クスクスが冗談っぽく言った。
「いや、多分罰ゲームとかだと思うよ。目も何か虚ろだし。」
「ホントね。」
「ノリが良く無いぜ!」
そんな2人に藤咲君がツッコミを入れる。てまりも同意見だけど、リズムはそれよりあむちゃんがこの格好をしてる時のノリが良く無い事が気になるみたい。
「だろうな。どうやらあいつ、向こうで相当愉快な友達が出来たみたいだな。」
「俺たちも会ってみたいよな!」
相馬君はあむちゃんに愉快な友達が出来て満足そうだ。ダイチはその友達に会いたいらしい。
「あむちーすっごいプリティだよ。笑顔じゃないのが残念だけど。」
「そうでちゅね。」
結木さんはあむちゃんの格好に目を輝かせていた。ペペはあむちゃんが笑顔じゃない事に注目している。
「向こうで出来たって言う日奈森さんの友達でこう言う事をしそうな子となると・・・」
「美樹さんとかじゃないかしら?」
「意外にも美国さんという事も考えられるよ。」
あむちゃんが転校した先で出来た新しい友達については、全員メールや電話で聞いてある。そして、魔法少女についても。初代キングにこの街に展開されている結界についてと合わせて聞いてみたけど、本当だった。
「にしても日奈森の奴、魔女とか言う化け物相手に大丈夫か?」
「大丈夫だよ。あむちゃんならきっと。」
「そうそう!あむちーなら今頃、魔女を千切っては投げ、千切っては投げってやってるよ。」
心配そうに言う相馬君に藤咲君と結木さんが言った。その時、生徒会室の扉が開いた。そこから入って来たのは、イクト兄さんだった。
「よお、唯世。久しぶりだな。」
「イクト兄さん!?どうしてここに!?」
「ここの理事長にお使いを頼まれてな。」
そう言うイクト兄さんの手には、大きなトランクが持たれていた。
「それは?」
「さあな。俺も中身が何だかは聞かされて無い。けどまあ、やたら重くて大変だったぞ。」
そう言って兄さんはトランクを床に下ろす。
「聞かされて無い?どう言う事ですか?」
「理事長が言うには、開けてからのお楽しみだそうだ。」
「へ〜。何かな、何かな?」
真っ先に結木さんが興味津々で近付いて来た。それに続いて他のメンバーも集まって来る。そして、兄さんがトランクを開けると、中には眠った状態の女の子が入っていた。
「・・・兄さん。これって。」
「お、俺は知らねえぞ!!俺はただ理事長に頼まれて運んだだけだ!!」
「しらばっくれるな!正直にはけー!!」
結木さんはどこからともなく電気スタンドを出してきて、その光を兄さんに当てた。
「歌
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