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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
ALO T
帰還
第42話
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とするオーケストラが流れ始めた。
キリトとリーファは、その曲に合わせて踊り出した。その姿はペアでフィギュアスケートをするプロの選手に見える。およそ5,6分くらいになる踊りを終えた後、リーファはキリトと手を離した。

キリト『スグ?』
リーファ『……。』
キリトがリーファの顔を伺うと、リーファの目には涙が溢れていた。
リーファ『私、ここで帰るね。』
キリト『どうして?折角、ここまで来たのに。』
リーファ『だって、遠過ぎるよ。皆の所まで。』
キリト『??』
リーファの突然の言葉に、キリトは驚いてリーファに尋ねた。一方のリーファの言葉に、キリトは驚いた。先程、リーファが諦めたような表情を浮かべていたのは、自分とキリト達までの所が遠過ぎたからだったのだ。
キリト『そんな事は無いぞ、スグ。行こうと思えば行けるさ??』
リーファ『えっ、チョット??』
そう言ったキリトは、リーファの手を掴んで上昇し始めた。戸惑うリーファをそっちのけにキリトはどんどん上昇し、あっという間に、リーファの限界高度を突破した。
リーファ『わっとと??。』
キリト『≪ガシッ??≫』
それからしばらく上昇した所で、キリトは止まり、止まり切れなかったリーファを抱き締めて止めた。

キリト『さぁ、そろそろ来るぞ。』
リーファ『えっ?』
キリト『≪ピッ≫』
リーファ『……。』
そこで止まった直後、キリトはリーファに告げた。
言われたリーファは何の事かサッパリ解らなかったが、キリトが空に向けて指を指したので、その方向に見入る。
リーファ『えっ?』
すると、空から巨大な構造物が降り立って来た。
リーファはその姿に憶えがあった。
≪パアッ≫
構造物が日の出の如く輝いたと思ったら、2人の目の前に【浮遊城アインクラッド】が姿を現した。
リーファは【浮遊城アインクラッド】に関しては、茅場 晶彦のデスゲーム宣言直後に流されたニュースで見ていたので、今でもその姿は忘れていない。
リーファ『なんで…今更?』
キリト『決着をつけるのさ。今度こそは絶対に、第100層まで攻略して、アインクラッドを征服する。リーファ、俺、新規でアバター作ったから弱くなったから、手伝ってくれるよな?』
リーファ『うん、私行くよ。私は、お兄ちゃんと妹なんだから。』
リーファは突然の事に驚いた。アインクラッドはキリトの頼みで、シンカー達がどうにかしてくれたのだ。最後に、キリトの手伝って欲しいの言葉にリーファは嬉しくなり、涙ながらに答えた。

その直後…、
クライン『おーい、キリト〜??』
遠くから、クラインの声がした。2人が後ろを向くと、クラインだけでなく、サチやアスナ達を含めたSAO生還者、それだけでなく、新生ALOの各種族のプレイヤーが沢山いた。
クライン『グズグズして
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