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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
星降ル夜ニ
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またナルプディングが現れる。

『まさか・・・』
『残念。それはコピーでさ』

なんとグレイさんが攻撃したのはナルプディングのコピーだったのだ。

「本物は後ろにいたのか」
「てことはコピーに攻撃しちゃったから、減点1!?」
「そういうことですね」

ナツさん、ルーシィさん、俺がそう言う。グレイさんはさっきのジュビアさん同様別エリアへと飛ばされ、ビジョンには−1が表示される。

「でもおかしくないですか?今ナルプディングのコピー口動きまくってましたよね?」
「そういえばそうね」
「しかもナルプディングさんの声に合わせて口が動いてましたよ?」

俺がおかしいと思った点を上げるとルーシィさんとウェンディが賛成してくれる。俺は何気なく大鴉の尻尾(レイヴンテイル)の方を向くとノーランと目が合う。そのノーランはこちらを見て笑みを浮かべていた。
まさかあいつがやったのか?いや、でもそんなことしたらルール違反だし、いくら元闇ギルドだとしてもそんなことするはずないよな。












ノーランside

シリルの奴がこっちを見ていたが、確信を得られなくて諦めたのかビジョンの方へと視線を戻す。

「よくやった。ノーラン」

アレクセイがビジョンを見たままそう言う。

「あまり不正をしすぎると運営からマークされていざというときに動きにくくなりますよ」
「問題ない。私を侮ってもらっては困る」

アレクセイは淡々とそう告げる。別にあんたを侮っている訳ではないんだかな。まぁいい。俺の目的は別にある。今はこいつらに溶け込んでおけばそれでいい。
俺は競技が行われている魔水晶(ラクリマ)ビジョンへと視線を戻した。

















シリルside

いつの間にか参加者たちが全員コピーたちの中に溶け込んでしまっており、どれが本物なのかさっぱりわからない状況になっていた。

「みんな群衆に溶け込んじゃった」
「どれが本物なのかわかりませんね」
「こんなのどうやって見つけるんだよ!!」

ルーシィさん、ウェンディ、ナツさんも同じことを思ったらしくそう言う。

「迂闊なふるまいをすれば敵に自分の存在を知らせてしまう。どうする?グレイ」

エルザさんがそう言う。これは俺が行ってた方がよかったかも。性格的にもこういうのは苦手じゃないし俺には目があるから本物の敵がどれなのか見分けることができる気がする。もう遅いけど。

『見ーつけた!!』
『グワッ!!』

俺たちがビジョンを見ているとナルプディングがグレイさんに巨大化した腕で攻撃する。

「グレイ!!」
「そんなバカな!?」
「なぜバレた!?」

俺たちは
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