星降ル夜ニ
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ら見届ける。
「でもこれってかくれんぼというよりも・・・」
「鬼ごっこ的な要素の方が強いよね」
ウェンディと俺はビジョンを見ながらそう言う。
『グレイ様がいっぱーい!!これだけいるんだから1人ぐらいジュビアがもらっても!!』
たくさんのグレイさんのコピーを見たジュビアさんが目をハートにして偽グレイさんに飛び付く。
『グレイ様〜ん♪』
ブッブー
ジュビアさんがグレイさんのコピーに後ろから抱きつくとそんな音が聞こえてくる。
『ああん!!』
ジュビアさんが映し出されるビジョンに−1と記された後、ジュビアさんは違う場所へと飛ばされてしまう。
『おおっと!!ジュビアがコピーへの攻撃で減点1です!!』
さっきの抱きついたのが攻撃と判断されてしまったようだ。ドンマイです、ジュビアさん。
『この場合、10秒後に別の場所よりリスタートとなります。また、他の魔導士にやられてしまった場合も1ポイント減点され、10秒後に別エリアにてリスタートです』
そんなルールがあるのか。だったら初めから言ってくださいよ。
『時間内であれば、リスタートは何度でも可能です。制限時間は30分。一番得点を稼いだチームが1位です』
次々にルールを競技開始後にいい始めるチャパティさん。昨日の突然の予選開始といい、段取りがなってなさずきですよ。
『この競技、隠れるより見つける方が難しいだろ!!』
グレイさんはポイントを奪取するためかたくさんいるコピーの間を走っていた。
『いやいやいやいや』
『!!』
走り回っているグレイさんに後ろから声をかける男がいる。グレイさんは立ち止まりそちらを振り向く。
『ルールは早めに理解しておいた方がいいでさ』
『誰だ?』
『大鴉の尻尾、ナルプディング』
グレイさんの前に現れたのは昨日俺たちを襲ったノーランのいるギルドのこの競技の出場選手、ナルプディングだった。
『てめぇの方からやってくるとはな』
『ヒッヒッヒッヒッヒッ』
不敵に笑うナルプディング。
『見つける手間が省けたぜ!!』
グレイさんはそう言い魔法を放つ。
『氷槌!!』
グレイさんの攻撃が見事にナルプディングに命中する。
『これでポイントもらえんだろ?』
決め顔のグレイさん。しかし・・・
ブッブー
鳴った音はジュビアさんがコピーに抱きついた時になった音と同じだった。
『何!?攻撃は命中したはず!?』
「一体どうして!?」
ビジョンのグレイさんと隣にいるウェンディがそう言う。
『ヒッヒヒヒヒヒヒ』
するとグレイさんが倒したナルプディングの後ろから不気味な笑いをしながら
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