第6話 裏切った者への接触
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
という時間をかけてもヒュッケバインXVが完成しない理由はエンジンにある。
アストラナガンの操縦に加えて更には様々な実戦と、更には実線とほぼ同じ訓練を詰めるシミュレーターによってかなりの技量となったという自覚は大体ある。
だから、俺がヒュッケバインXVを設計した時に目指したコンセプトは、小型化したSRX、というべき無茶振りにも程があるものだった。
「流石に艦内に保管されていたトロニウムを二個も使ったツインドライブはやり過ぎたか……」
今、ヒュッケバインXVの開発が難航している最大の理由がトロニウムエンジンを2つ搭載したツインドライブ方式に置いての出力が安定しないという理由だった。
基本フレーム自体は艦内にフレームのみの状態で放置されていた、もう一機のヒュッケバインMKVをベースにしつつ、T−LINKシステムを搭載して更には様々な念動力を利用した兵装とグラビコンシステムを応用した兵器群の搭載、更にはアストラナガンの兵装の一部再現という無茶振りを行っていたりはする。
常時数%の低出力で稼働させているために、通常の軽巡や重巡を相手にするというのであれば問題はない、だが相手が大戦艦級や超戦艦級に海域強襲制圧艦が相手となれば、そうは言ってはいられなくなる。
「ゲームの彼らを、俺はバカにしていたんだろうな…… 俺の精神状態だとT−LINKを駆使した所で、通常状態だと5%の稼働状態で動かすのがやっとだ……」
ハロの話であれば霧の艦艇には外付けではあるが、専用の戦闘用装備がある可能性があると聞かされたし、俺自身も簡易的にではあるけれどリストを確認して最大出力での武装が使えないというのは得体のしれない存在との戦闘を考慮するならば本当に痛手だ。
T−LINKシステムを介してエンジン出力を無理やりにでも安定、もしくは出力増強を図れば4割を超える物とはなるけれど、それは俺自身の精神的なバイタルが最善の状態に置かれた状況に置いて、だ。
これを戦闘中に、尚且つ危機的状況と言える事になっても普通に維持して、戦闘が出来るという事の凄さ、その事を俺は自分自身に降りかかってから自覚してしまっていた。
「まあ、それ以外にも理由はありそうだけどな……」
エンジンの事以外にも、武装自体が俺の手に余るというのも開発が遅れている理由なんだろう。
前というか、もう前世で良いや、それらから転生した今の俺の頭に知識はあっても自分で学んで手に入れた物ではない事、これが最も大きな阻害というか邪魔されているものだった。
早く技術者を見つけないといけないかな。
なんて考えもしていたりはしていたりする。
出来れば美少女や美女で、具体的にはスパロボに出てきたレモンとかミズホとかみたいな、あんな美少女やら美女が望みだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ