準決勝 王者と挑戦者 前編
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「お帰りミサキちゃん！どこ行ってたの？ 」
「お花畑……」
「あ〜………ごめんねミサキちゃん」
まあ多分、僕の勘だけどお手洗いには行ってないね。けど、それは口にしなくていっか！
「いや〜。それにしても凄かったねさっきの試合！ミサキちゃんもそう思うでしょ？ 」
「うん……けど今は自分達の事に集中した方がいい……」
「モチヅキの言う通りだ。次はガンプラ学園が相手なんだ。今までみたいにいかない」
ヒナタ先輩がバトルシステムの向こう側にいる相手…イガラシ リュウさんの方に視線をやる。
「そういえば、去年のリュウさんがいる時ってどうだったんですか？ 」
「……負けたよ。コテンパンにな。だが、今回は勝ちに行くぞ」
「わかりました……」
「了解！ 」
「ただいまより、全日本ガンプラバトル選手権中高部 準決勝 第二試合を開始します。東京代表聖鳳学園、チームトライファイターズ対。静岡代表ガンプラ学園、チームミュートスの試合を開始します」
『GUNPLA BATTLE combat mode』
『Startup』
『Model Damage level Set to A』
『Please Set Your GPベース』
『Beginning plavsky particle 』
『Dispersal』
『Field 5 desert』
フィールドは、荒野だ。
『Please Set Your GUNPLA』
『BATTLE START』
「ヒナタ シンジ！ゴッドガンダムヘリオス！ 」
「モチヅキ ミサキ…ガンダムセレナ……」
「ミヤモト ユウ！ガンダムアルカナム！ 」
「チームトライファイターズ！行くぞ！ 」
「出ます……」
「行くよ！！ 」
バトルが開始し荒野に降り立つ。
「うっひゃー。砂煙が凄いね！ 」
「だが相手も同じ状況だ。先手を打つぞ。モチヅキ、ピットを全面に放て」
「了解……」
ガンダムセレナのセレナシールドからピットが放出され、三機を囲んだ後に全面に放たれた。
「ミヤモト。判断しろ」
「はーい」
ヒナタ先輩に言われ周囲を見渡す。砂煙の向こう側からは、ピットが地面か岩に激突した光と音とは別のものが一ヶ所だけ見つかった。
「ヒナタ先輩！あそこです！ 」
「よし、モチヅキのピットを俺達の回りに展開しつつ接近するぞ」
もう一度ピットが三機を取り囲み、そのまま接近していくと機影が三機見えてきた。
「一点掃射しろ」
「了解……」
取り囲んでいたピットが砂煙の向こう側にいる三機に向けて放つと、途中で回避行動をとられて砂煙から
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