竜宮編
一訓
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銀時sid
「銀さん、見つけましたか?あやしい人。」
「いや、まだ見つけてねえな。」
「水着も着ないでカメラ持ってる人のほうがあやしいらしいですよ。女性の水着を隠し取りしていると見て間違いないです。」
「あっそ。」
「ちょ、ちゃんと探してるんですか?」
「分かってるって。要はお前みたいな変態を探せばいいんだな。」
「だ、誰が変態ですか!」
「鼻血。」
「こここ、これはのぼせちゃって!いやー今日は一段と熱いなー、あははは!」
俺の名は坂田銀時。万事屋を営んでいる。今日は仕事で海水浴場の監視員をしている。万事屋のメンバーは俺一人ではない。今、俺の隣で鼻血を垂らしているのは志村新八。特徴はメガネ。それ以上それ以下でもない。
「それにしても海開きぐらいでこんなにもはしゃぐかねえ〜、馬鹿なんじゃねえの?」
「生物は皆、海で産まれたっていうでしょ。
無意識に皆、母なる海を求めてるんですよ。」
母なる海ねえ〜。まあ、俺も前世では海に暮らしてたし、分からないわけでもない。
「あれ?そういえば、神楽ちゃんは?」
神楽とはもう一人の万事屋メンバーだ。いつもチャイナ服を着ている、少女。性格は男以上に乱暴だが根は心優しい女の子だ。彼女の正体は宇宙最強戦闘民族、夜兎。日の光に弱いので常に傘を持ち歩き日に当たらないようにしている。そのため、ほとんど日に当たらないため肌が白いのが特徴。
「どーせ亀でもさがしてんだろ?」
「あっ、あそこに人だかりが出来てる!」
「なにぃって神楽じゃねえか?何してんだあいつ?」
「もめてるみたいですよ!?」
なぁにしてんだあいつは?しゃあねえなあ。
「あぁ!?あんま舐めてッと、あぁ!?ほぁ!」ビシッ!
「うわぁ!」ばたっ
「立てコラァ!いまのはク〇リンのぶんだ!」
「ちょっと!神楽ちゃん、何してるの!」
なんかしばかれてんな〜。
「大丈夫ですか!?」
「な、なんとか・・・・・」
「大丈夫なんですか?てか、亀なんですかこれ?」
・・・・・・・・
「海で亀をいじめちゃダメでしょ!何考えてんの?暴挙だよ、暴挙!」
「つーか、亀なのか、それ?」
ただの甲羅を背負ったおっさんに見えるんだが・・・・
「違うんです!この亀、ずーっと私たちのことカメラで撮ってて。」
「つーか亀なのか、これ?」
「この子は私たちのこと助けてくれたんです。」
「えっへん!」
何?みんなこれが亀ってことで納得してんの?俺がおかしいの?
「何?おたく、撮ったの?」
「撮ってませんよ。僕、昆布撮ってただけだし。」
「嘘つけよ!女のばっか追っかけてたくせに!」
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