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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第128話 激闘の予感
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ー……って、実体験が篭ってるみたいな口ぶりだな? オレ以外にもスプリガンの誰かが仲間だったのか?」
キリトは、リーファにそう聞いた。彼女のいう感じから、実際にその魔法を体験したかの様に聞こえたのだ。リーファはそれを聞いて、首を横に振った。
「いーや。友達……仲間に1人いてね。魔法の専門家って言える程の魔法使いがね?」
「……シルフでか?」
「うん。確かに別種族の魔法は習得しにくいし、時間もかかるし……困難なんだけど、その子は、大体の魔法は体現してたわね……。殆ど全種族の」
「……そりゃ、凄いな。初心者のオレでも判るぞ? なんとなく、その大変さが」
キリトは、苦笑いをしていた。この世界の魔法は、云わばあの世界で言うソードスキルと同義だ。それをあげる事の大変さは、あの世界で2年も体験しているから身にしみているから。
「そりゃそうよ。習得するのは勿論そうだけど、詠唱文を覚えるのだってすっっっごく大変なのよ?」
「へぇ……、なぁ? ユイ。スプリガンの魔法、何か判る?」
興味があるようで、キリトはユイにそう聞いていた。
ユイはと言うと、呆れた様に、そして何処か教師然とした口調で言う。
「もう、パパ、説明書くらい見ておいたほうがいいですよ。えっと、スプリガンの魔法では、灯りの魔法が丁度いいですね。……えっと」
ユイが発声したワードを一つ一つキリトは右手を掲げながら言う。……少々覚束無い様子だが、何とか成功したようで、仄白い光のはどうが広がり、リーファと自分の身体を包んだ。それは、周囲を照らすもの、ではなくプレイヤーに暗視能力を付与する魔法の様だ。
「そうそう、やっぱ洞窟ではこれがあった方が良いのよね。うんうん。久しぶりだけど、やっぱり便利な魔法」
「ん? 仲間なんだろう?」
「あー……言いたいことは、判るけど、気難しいって言うか……人見知りって言うか……恥ずかしがり屋さん、って言うか……、中々パーティ組んでくれないのよね〜、間違いなくこの世界最強の魔法使いだって思うんだけど……」
リーファは苦笑いをしながらそう言っていた。
「あたしとしては、もちょっと仲良くしたいな? って気持ちが強いけど、それに負けないくらい、魔法能力凄いから」
「へぇ……、でも判る気もするな……」
キリトもそう言う。
キリト自身も、ソロ歴が長いからだ。……変わる以前の自分だったら、きっとそのシルフの大魔法使いと同じような行動を取ると思うから。
「さ、さ、それより、魔法は暗記する様にしといた方が良いわよ?イザって時に頼りになるかもしれないからさ? しょぼいスプリガンの魔法でも」
「うわ、なんか傷つくぞ?それ。……殆ど全部知ってるなら、更に先が見えて……」
「ふふ、でもやっぱり上位魔法ならそれな
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