第十八話
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彼にどんなことがあったのかは知らないけど、彼にとっては娘といってもおかしくない年齢差のある妹に対して絶対的な忠誠を誓ってるみたいなんだ。親父に命じられてそうなっているのか、本当に妹に帰依しているのかは知らないしわからない。何か絶対的な恩義でもあるのかな。
でも本当に亜須葉が命じれば彼は躊躇なく、自分の肉親さえも殺しかねないんだな。シャレになんないと思うぞ。
「大丈夫だよ、亜須葉。本当にちょっとした事故があっただけで、俺は無傷だ。ただ、なんだかんだでこんな時間まで学区エリアにいることになっちゃって、身動きが取れなくなったんだ。お前だって中等部に通っているからわかるだろ? こんな格好で誰にも見つからず、カメラにも写らずにここからは出られないからね。そんで、こんなところを見つかったりしたら、とっても厄介なことになるからね。だから十さんに助けを求めたんだよ」
ちょっとした事件が何かは言えないんだけどね。
本当のこと知ったら、半狂乱になっちゃうだろから。
どういうわけかそれについては亜須葉は聞いてこなかった。納得はしてないだろうけど。
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