大魔闘演舞本選開幕!!
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「私は可愛くて気に入っているが」
エルザさんはノースリーブの襟のある衣装を身に付けている。髪型もポニーテールだし、いつもとイメージ違いますね。
「そうだな。俺も」
「服着てから言って!!」
グレイさんはエルザさん同様この紫の服を気に入っていると言うが自分が上に何も着ていないことに気づいてないようだ。ルーシィさんがそんなグレイさんに突っ込みを入れる。
「じゃあ俺も着替えるかな」
俺は上に着ているパーカーを脱ぎTシャツ姿になると、ウェンディからもらった紫のパーカーをその上から羽織る。そのパーカーには皆さんの衣装と同じ左胸のところに白いギルドマークが印刷されていた。
「どう?ウェンディ」
「似合ってるよ!!シリル」
ウェンディは俺の服装を見て褒めてくれる。俺もなんかこの服いいと思うし、マスター中々のセンスしてますね。特にウェンディの服が。
「よし!!そろそろ入場だ。みんな準備はいいな?」
「「「「「オオッ!!」」」」」
エルザさんの掛け声を受け俺たちは控え室から入場ゲートの方へと向かう。
「しかし、気になるのはノーランと名乗るシリルとウェンディを襲った犯人だな」
「そうね。「大魔闘演舞で会おう」って言ってたんでしょ?」
「はい、去り際にそう言ってました」
エルザさん、ルーシィさん、ウェンディがそう言う。
「シャルルとセシリーをキズつけた奴がこの大会に出てやがるのか」
「まだそうと決まった訳じゃねえが、そいつの言ったことが本当なら間違いなく出てくるだろうな」
ナツさんとグレイさんがそう言う。その声には少し怒りのようなものが感じられた。
「もし俺かウェンディがやられてたら予選通過できませんでしたもんね」
「それを狙いでやったのかどうかはわからないが、その可能性は高いだろうな」
俺の言葉にエルザさんがそう答える。
「だが、今はやるしかねぇよ」
「ああ!!もし見覚えがある奴がいたら教えろよ!!シリル!!ウェンディ!!」
「はい!!」
「でもやるなら大会中にやってくださいね?場外乱闘で失格なんて洒落になりませんから」
グレイさんとナツさんの言葉にウェンディと俺が返事する。
『まもなく大魔闘演舞の開幕です。実況は私チャパティ・ローラ。解説には元評議院のヤジマさんにお越しいただいております。ヤジマさん、よろしくお願いします』
『ヨロスク』
実況役の男の人と解説を担当すると言うおじいさんの声が待機している俺たちの元に聞こえてくる。
『そして、1日目のゲストにはミスフィオーレにも輝いた、青い天馬のジェニー・リアライトさんにお越しいただいております』
『今年はうちが優勝しちゃうぞぉ!!』
ジェニーというゲストのその声
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