大魔闘演舞本選開幕!!
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ね。俺、リオンくんといとこだし」
「え?」
リオンくんのいとこ?っていうと7年前の魔法コンテストについてきてたあの少女願望とやらがある金髪のロン毛の子しかイメージないけど、まさか・・・
「もしかして7年前の魔法コンテストでリオンさんと一緒についてきてた女の子みたいな男の子ですか?」
「っ!!」
少年はそれを聞いて顔をひきつらせる。正解だったのかな。
「もしかしてあの時いたの?」
「いたっていうか俺もあのコンテストに出てたっていうか・・・」
「え?でも7年前っていったら君6歳でしょ?そんな小さい子あの大会に出てたかな?」
少年は腕を組んで唸っている。そりゃあ思い出せるわけないよね、7年前も俺この姿だったわけだし。
「思い出せないと思いますよ?俺7年前もこの体だったから」
「もしかして、噂の天狼組?」
「はい」
俺がそう教えると「へぇ〜!!」といったあと何かあることを思い出したように話し出す。
「でも7年前の妖精の尻尾の出てきた人ってグレイさんだよね?あともう片方の方は女の子だったと思うけど」
くっ・・・嫌な記憶を思い出させてくれますね。そりゃああの時は諸事情で女の子の格好してたけどわざわざ掘り起こさなくていいのに・・・
「この女の子が俺なんです・・・」
「え!?君女の子なの!?」
少年は俺を男だとわかってくれていたらしく驚愕していた。なんか嬉しいね、いつも女の子に間違えられるのが当たり前になってたから。
「男なんですけど色々あってドレス着て参加せざるをえなくなったんです」
「そ・・・それは大変だったね・・・」
同情してくれる金髪の少年。
「でもあなたも7年前も女の子の格好してましたよね?」
「あれはまぁ・・・色々あったんだよ・・・」
少年は少し顔を隠し気味にそう恥ずかしそうに言う。あれ?少女願望があってあんな格好してたんじゃないかな?違うのかな?
「レオーン!!リオンが呼んでるよぉ!!」
少年の後ろから赤紫色の髪をビックテールにした女の子が現れる。レオンさんっていうのか。ちゃんと覚えておかないとな。
「わかった、もう少ししたら行くって言っておいて」
「うん!!遅れないでね!!昨日も予選遅刻して怒られたんだから!!」
ビックテールの女の子はそう言うとさっき来た方向へと戻ってしまう。
「予選遅刻したって本当ですか?」
「うん、夜食食ってたら遅くなっちゃって」
レオンさんは悪びれた様子もなくそう言う。夜食食ってたって、それで深夜12時に遅刻するってどうなのよ?
「でもいいんだ。俺、お腹すくとすぐ動けなくなるし。それに予選は通過できたんだから問題ないと思うんだよなぁ」
レオンさんは食べ終わ
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