空中迷宮
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『大魔闘演舞予選『空中迷宮』開始!!』
カボチャがいきなりそう言う。
「競争なら急がねぇとな」
「オオッ!!」
グレイさんとナツさんはそう言って走り出そうとする、
「仕方ない。行くぞ」
「うん!!」
続いてエルザさんとルーシィさんも2人を追いかけ走り出す。しかし、俺とウェンディは走り出すことができない。
「どうした?シリル、ウェンディ」
立ち止まって声をかけてくれるエルザさん。
「シャルルとセシリーが・・・」
「心配なんです・・・」
俺とウェンディは倒れてしまっている大切な友が心配でこの場を離れてしまうことに躊躇していた。
「2人なら大丈夫!!」
「あい!!オイラたちがしっかり見てるから!!」
そう言ってくれたのはリサーナさんとハッピー。
「2人はとにかく、予選通過を急いで!!」
「そういうことだ、行くぞ。シリル、ウェンディ」
「・・・セシリーたちをお願いします」
「早くゴールしてすぐに戻って来ますから!!」
俺とウェンディはリサーナさんとハッピーにペコッと頭を下げると4人の後に続く。
セシリーたちが心配だけど、今はとにかくギルドの皆さんのために頑張って予選を通過しないと!!
「迷宮の入り口だ!」
俺たちの走っている木の階段が球体みたいな形をしている迷宮の中へと続いているのをグレイさんが見つける。
「いや、フィオーレーへの入り口だ!!チーム妖精の尻尾、行くぞ!!」
「「「「「オオッ!!」」」」」
ナツさんの掛け声に返事をする俺たち。俺たちはそのまま、迷宮の中へと飛び込んでいった。
「中は立体的な迷路になっているのか」
グレイさんがそう言う。迷宮の中は重力がないかの如く至るとこに階段や門、さらには時計のような備品まで置かれていた。
「だぁー!!こういうのは苦手だぁ」
「しっかりしてよ、先着8チームに入れなかったらフィオーレーどころじゃないんだから」
ナツさんとルーシィさんがそう言う。
「だよな!!ここ抜けて剣咬の虎の奴等をぶちのめすんだ!!」
「奴等より先についてやろうぜ」
「絶対1位で予選通過しましょうね」
ナツさん、グレイさん、俺がそう言う。
「基本は東に進めばいい。会場は東の方だった」
「よく見てるわねぇ」
「さすがです、エルザさん」
エルザさんがどの方角にドムス・フラウがあるのかしっかり見ていたことに感心しているルーシィさんとウェンディ。
「つーかどっちが東なんだよ」
「フフッ、ここは俺に任せてください」
「「「「「?」」」」」
グレイさんが周りを見回しながら東がどこなのか探していたので俺がそう言
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