暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
空中迷宮
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おかしなことを言い出す。

「んだよいきなり」
「どうしたんですか?ルーシィさん」
「とうとうおかしくなっちゃいましたか?」
「とうとうってどういうこと!?」

俺が失礼なことを言ったのでルーシィさんは怒ってしまう。だってたまにおかしいこと言うじゃないですか。

「開け!!羅針盤座の扉、ピクシス!!」
「ピクー!!」

ルーシィさんが呼び出したのは頭に方位磁石をつけた鳥みたいな星霊だった。

「可愛い!!」
「なんか癒し系な感じですね」

ウェンディと俺はその鳥を見てそう感想を述べる。それを聞いた鳥は嬉しそうな顔をしている。
というわけで・・・

「ピクー!!」
「東はあっちよ!!」

ピクシスとルーシィさんが東の方角を指差す。だけどあっちって・・・

「あっちって・・・上じゃねぇか!!」
「大丈夫なのかよ!?」
「シリル見える?」
「ちょっと待ってね」

グレイさんとナツさんがピクシスの指した方向が不安らしいので俺は目を使って覗いてみる。その先には確かにドムス・フラウが見えた。

「合ってるみたいですね」
「ほら!!ありがとうね、ピクシス」
「ピクー!!」

俺の言葉を聞いて得意気なルーシィさんと嬉しそうなピクシス。

「でも、どうやってあっちに上るんですか?」

ウェンディが東の方角を見上げてそう言う。

「決まっているだろ。これだ」

エルザさんのその言葉を待っていたかのように迷宮が回転し、俺たちはさっきまで東の方角だったところへと落ちていく。

「「「「「そういうことかぁ!!」」」」」

エルザさんのあまりにも危険すぎる作戦に俺たちは落ちながらそう叫ぶ。下に広がっている草原を流れている川に俺たちは落ちてしまった。

「鳥がいますよ」
「のどかなもんだな」
「気持ちいいですね」

俺とグレイさん、ウェンディは空を見上げながらそう言う。

「さっきから散々落っこちてるけど、これで予選落ちしたら洒落にもならないよ」

ルーシィさんはそんな俺たちを見てそうぼやいている。

「何を呑気にしているのだ。まだ競技中だぞ。急ぐぞ!!目指せ予選1位通過!!」
「「「「「オオッ!!」」」」」

俺たちは気持ちを切り替えてゴールへ向かって走り出す。しばらく走ると周りが海の道へと差し掛かる。

「今度は海ですよ!?」
「どうなってるんですかこれ?」

ウェンディと俺は迷宮の中に海があることに驚いている。この迷宮何でもありだな。

「どこまで続いてるのこれ?」
「落ち着いてよく見ろ!!」

ルーシィさんの問いにグレイさんが上を見上げながらそう言う。

「あの空は偽物だ。壁にかかれてる」

青い空にはところどころ継ぎ接ぎのよう
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