第2話
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入学式から1週間後の夜の8時過ぎ。
大輔「お前今何つった?」
道経「覗き」
徹「何処を??」
陽一「何処って女子風呂をに決まってんじゃん!」
宗安「お前が言うのかよ??
って言うか、んな事真顔で言うな!」
道経達の部屋では騒然となっていた、道経と陽一が女子風呂を覗こうと言い出したからだ。
宗安「大丈夫かよ、下手したらタダじゃ済まされねぇぞ?」
陽一「ばれなきゃいいんだよ、ばれなきゃ。」
大輔「けどさ、先輩に知られたらどうするんだよ?」
徹「先輩の事だから、死刑は免れんだろうな……。」
道経「大丈夫だって、俺を信じろ!」
宗安「お前だから信用出来ねぇんだよ……。」
「「うんうん。」」
陽一はばれなきゃいいと言ったが、宗安達は気が気じゃない。
仮に影御雷に知られたら、たとえ道経達でも容赦しない。にも関わらず、道経は宗安をその気にさせようとしたが、逆に不安を募らせる事となった。
影御雷の言う事なら自信は持てるが、道経や陽一となれば話は違う。
道経「まあそんな事を言わずに、覗きに行くぞーー!」
宗安「っておいこら!引っ張るな??」
陽一「いいから行くぞ!」
大輔「俺等もかよ??」
徹「誰かー!助けてーー?? 」
そんな道経と陽一は嫌々言う宗安達を引き摺り出して女子風呂に向かった。
ーーーー
影御雷「あいつら、やけに煩いな。≪ボソッ≫」
一方の影御雷は部屋で勉強をしつつ、騒ぐ道経達に苛立ちを抱いた。
ーーーーーーーーーー
そして女子風呂では…、
「…でね……」
「え、本当なの?」
道経達が覗きに来ようとは知らずに、女子達は風呂に入っていた。
ーーーー
道経「よーし、誰も居ない。」
陽一「絶交の覗きチャンスだ。」
宗安「おいおい、やっぱやめようぜ。」
大輔「先輩が見張っていたらどうすんだよ?」
道経「なーに、先輩がそんな役目を引き受ける訳ねえだろ?」
徹「そりゃそうだけどさ……。」
女子風呂の脱衣所前に道経達が到着。やはり影御雷の事で不安を抱いていた。
陽一「大丈夫だって。ほら、これカメラだから。≪ワクワク……≫」
道経「一杯写真撮るぞ。≪ワクワク……≫」
「「「ウ〜〜……」」」
そう言った陽一は、みんなにカメラを渡し始めた。
道経は張り切っていたが、宗安達はそうでは無かった。
ーーーー
それから数分。
道経「ふふっ、中々良い写真が撮れたぞ≪ニヤニヤ……≫。」
道経はカメラの音声を切りながら写真を撮っていた。
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