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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
元聖十三人衆の一角
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なかったが・・・」

エルザさんはそう言う。確かに顔はそんな悪そうな人には見えなかったけど・・・

「だけどそいつがシャルルとセシリーをこんな風にしたんだろ?」

ナツさんは眠っている2人を見て怒りの表情を浮かべている。

「待て。もしかしたらノーランという名を語る闇ギルドの奴かもしれん。あの3人の名前はわりと有名だからな」

エルザさんの言う通り、その可能性も十分あるだろうな。あまり強いとは思えなかったし。

「しかし、なんでシリルたちをそいつが襲ったんだ?」
「挨拶とか言ってましたけど・・・」
「何の挨拶だよ」
「さぁ?」

俺はナツさんの質問にそう答える。大魔闘演舞で会おうとか言ってたけど、仮にエルザさんの推測通り闇ギルドの人間だったら大魔闘演舞に出てくるとは思えないし・・・

ゴォーンゴォーン

俺たちがシャルルたちを看病していると時刻が12時になる。そういえば12時にここにいろってルールがあったな。あの一件のせいですっかり忘れてた。

「一体何があるんだ?」

街中に鳴り響く鐘の音。

『大魔闘演舞にお集まりのギルドの皆さーん!!おはようございます』

そんな中、どこからかそんな声が聞こえてくる。てか夜だからおはようございますじゃねぇだろ!!

「外か」

エルザさんがそう言う。俺たちは謎の声の聞こえたベランダの方へと全員で出ていく。

「なんだあれ!?でけぇー!!」
「立体映像ね」
「カボチャぁ!!」

外から聞こえた声の主を見てナツさん、ルーシィさん、ハッピーがそう言う。声の主は他方向からの映像によって作られたカボチャの被り物をしたキャラクターだった。

『これより、参加チーム113を8つに絞るための予選を開始しまーす』
「予選だと!?」
「聞いてないぞ!?」

カボチャの突然の発表にグレイさんとエルザさんは驚きを隠せない。マックスさんたちも何も言ってなかったし、もしかして去年までは予選なんかなかったんじゃないか?

「シリル・・・113個のギルドっていくらなんでも多すぎない?」
「言われてみると・・・」

ウェンディの囁きで気づいたけど、確かにフィオーレ中のギルドの数にしては多すぎるな。

『毎年参加ギルドが増えて内容が薄くなってるとの指摘を頂き、今年は本選を8チームのみでやることになりました』

カボチャは歌うように躍りながらそう言う。

『予選のルールは簡単!!』

カボチャがそう言うと俺たちのいる建物が・・・いや、クロッカスの街全体が大きく揺れ始める。

「なんだ!?」
「うわっ!!」
「これは・・・」

驚くグレイさんとハッピーとエルザさん。ちなみに俺とナツさんは案の定酔ってしまいました。

「宿が変形し
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