元聖十三人衆の一角
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ノーランの言ったことの意味がわからずに?マークを浮かべる。この人の目的は俺たちの邪魔なんだろ?だったら目的は達成したないんじゃ・・・
「「きゃあああああ!!」」
「「!?」」
突然、俺とウェンディの後ろからシャルルとセシリーの悲鳴が聞こえる。驚いて振り向くとそこにはグッタリと倒れているシャルルとセシリーの姿があった。
「シャルル!?」
「セシリー!?」
2人に駆け寄る俺とウェンディ。それと入れ替わりに2人の間から黒い見たこともないような生き物がノーランの方へと走っていく。
「お疲れさん」
「キキキッ」
黒い生物はノーランの肩の上に乗っかる。まさかあいつがやったのか?
「シャルルとセシリーに何をしたんだ!!」
「大丈夫、死にはしない。それと、これはただの挨拶だ」
「挨拶?」
ノーランはシャルルとセシリーを抱える俺たちに背を向ける。
「明日、大魔闘演舞で会おう」
ノーランはそう言うとその場から歩き去ってしまう。
「大魔闘演舞で・・・?」
奴の残した言葉に俺はそう言う。まさかあんな卑怯な奴が大魔闘演舞に参加するっていうのか?
「シリル!!シャルルとセシリーから魔力を感じないよ!!」
ウェンディの大声で俺はすぐに今の状況を思い出す。
2人に外傷のようなものは一切ない。だが、2人の体から魔力が感じられない。
「治癒魔法で・・・」
「やってるんだけど・・・」
俺とウェンディで治癒魔法をしてみるかシャルルとセシリーはグッタリしたまま目覚める様子が一切ない。
「どうなってるんだこれ・・・」
なんで2人が目を覚まさないのか、こんな風に倒れているのかわからない俺は頭を抱える。
「どうしよう!?シリル!!」
「くっ・・・」
不安そうなウェンディの顔。どうするって・・・こんな時間じゃ医者なんてやってないし・・・ていうかどこに病院があるのかもわかんないし・・・
「ホテルに戻ろう!!ギルドの人たちなら何かわかるかも!!」
「そ・・・そうだね!!」
俺とウェンディはそれぞれセシリーとシャルルを抱え、皆さんの待っているホテルハニーボーンに大急ぎで向かった。
そして現在・・・
「というわけでして・・・」
俺が一通りことの経緯を説明しながらシャルルとセシリーをベッドへと寝かせる。
「ノーラン・レイビーか・・・」
エルザさんが俺たちの名前を聞いて何か知っているような反応を見せる。
「知ってるのか?」
「ああ。一度評議院に始末書を提出しに行った時に話したことがある。だが、とてもじゃないが他人をキズつけるような奴には見え
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