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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第126話 シルフの大魔法使い
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ゴの直ぐ傍にまで広がっていたのだ。
「そこ、危ないわよ!」
「……なら、最初から さっさと言え」
ドラゴは、翅を素早く出すと、随意飛行をする。その瞬間。
ずがががががが!!!! とけたましい衝撃音を発しながら、無数の岩が大地から飛び出した。
岩なんて、生易しいものじゃない。まるで、巨大な剣か槍の様に、刃先が尖っており、敵を貫いたのだ。
『ぎょわああああっ!!』
無数の断末魔の悲鳴が木霊し、数にして3匹のモンスターが燃え上がる様に消滅した。が、辛うじて直撃を免れた2匹もいたが、大地から離れ、宙に放り出される。……その隙を逃すドラゴではない。
素早く接近し。 ドラゴの一閃の元、切り捨てる。
そして、例外なく、残りのモンスターも燃え上がるように消滅していった。
「ふぅ……」
ドラゴは、着地し翅を収めると、リタの方へとやって来た。そして、少し笑うと。
「……そっちの魔法も随分と強力だな。シルフ族は、風の系譜の魔法を得意とする、と聞いていたが、明らかに土の属性の魔法だし」
「ま、まぁ。あたしは、色々と研究……極めてるからね。あたしの魔法に属性に括りは無いわ」
「成る程。……魔法に拘るだけはにある、と言う事か、納得したよ、……見事だ」
「っ……」
リタは、笑顔を向けるドラゴを見て顔を逸らした。
正直、他人とパーティを組む事は稀であり、組んだとしても、女性プレイヤーが殆ど。大パーティの場合でも、はぐれ魔法使いとして、後ろから火力の高い攻撃魔法を放つだけであり、コミュニケーションと言うコミュニケーションはあまり取ってこなかった。
……勢いでついてきたが、こんなマンツーマンで男プレイヤーとこんなに話した事無かったから、どういう顔をすれば良いのか判らなくなった様だ。……レコンは別としても。
「さ、行くぞ」
「……へ?」
「ん? 付いてくるんだろ?」
少し、また放心しかけていたリタだったが、直ぐに正気に戻り、慌てて駆け出す。
「も、勿論よ! ってか、次はあんた……ドラゴの魔法も見たいからね。撃ってよ!」
「……リタは魔法使いだろ? それとも前衛も出来るのか?」
「鞭スキルは上げてるわ。だから、接近戦も問題なし! この辺り程度なら尚更!」
「ん、判った」
ドラゴは、そう言うと、再び光点目指して翅を広げた。
……この時リタは思い出す。
リーファとの話、サクヤとの話を。
〜回想 中立域 古森〜
3人のシルフは、午前中から狩りをしていて、時刻は15時。今日の狩りを丁度終えていた。
『はぁ……、ま こんな所ね』
『相変わらずクールだな? リタは』
『ふ〜ん、ま、良いんじゃない?』
『あ
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