暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第126話 シルフの大魔法使い
[8/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
〜……成程ね。まぁ、そんな所か……」
何やら考え込む仕草を見せた。そして。
「あのでっかい光の魔法は? 何て言うの」
「所謂、
小惑星衝突
(
コメット
)
じゃないか? 正式名称じゃない様だが。詠唱文が長くて、時間もかかる。 まぁ それを補う程の威力を秘めてる様だ。見ての通り」
「コメットコメット……。んー、種特有の魔法なら、私が習得するのは難しいか……、でも 呪文単語の一つ一つを解析していけば、なんとかなるかも……?でも、そのためには研究をもっと続けないとだし……ぶつぶつぶつ」
何やら、ぶつぶつとつぶやいている少女。とりあえず、終わっただろうと思ったドラゴは。
「もう、いいか? オレは行く所、あるから」
そう言って別れようとしたが……、手をガシっと掴まれた。
筋力値
(
STR
)
的には、恐らく負けないと思われる筈だが……、振り解けない。
「……なんだ?」
「少しだけでいいから、アンタについて言っていい? ……あたし、アンタの魔法に無茶苦茶興味があるの」
「………嫌だ、って言ったら離してくれるのか?」
「嫌って言われても、勝手に後ろからついて行く。どうしても、アンタの魔法習得したい」
「……はぁ」
これは何を言っても無駄だと思える。
その目が物語っているのだ。今までのゲーム、MMOの中でもここまで押しが強いプレイヤーはあまり見ない部類だろう。……目も座っている様だ。
「……勝手にしろ。オレはもう行くぞ」
「あーまって。一応、自己紹介しとくわ。あたしはリタ。とりあえず少しの間ヨロシク」
「……ドラゴだ」
ひょんな事から、魔法熱心なシルフ魔法使い、リタと行動を共にする事になった。
「それで、今から何処行くの? ま、あたしとしては、魔法がみたいから、敵と戦える場所に向かいたいわね。ここよりはダンジョンの方が都合が良いけど?」
「……まぁ、この光点の場所に行く予定だが?」
「ん? 光点?」
リタは、ドラゴが可視化したウインドウを覗き込んだ。そして、暫く見た後。
「ふーん……、丁度あの谷と この森の境目ね。あたしは行った事、無いけど。……何でアンタのマップにそんな印があるのかしら?」
「……さぁな。この種族もイレギュラーだし、このマップにも色々と有るんだろう。……別に何も無いならそれでもいい」
ドラゴはそう言うと、歩きだした。それについて行くリタ。
「まっ、何かあるのなら、それはそれで興味深い対象になるかもしれないわね……ぶつぶつぶつ」
歩きながらも、リタはそう言っていた。ゲーム内だというのに、……まるで根っからの研究者の様だ。
ある分野を追求する、それ以外には興味が無い。ときっぱりしている様だ。そして、自分の中に一本の強い芯があるとも取
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ