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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第126話 シルフの大魔法使い
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を探索する事が出来る。……この世界を隅から隅まで確認するには、膨大な時間を要するだろう。
「ふむ、それに関しては幾らオレでも、時間がかかるのは同じだな」
ドラゴは、無数の浮く島を眺めながらそう呟いた。他のゲームでは、無装備クリア、低レベルクリア等、色々としてきているし、最短クリアと言うのにも何度もし、ネット上で記録も残っているくらいだ。
勿論、一桁ランキング。
……が、当然だが 広範囲の探索系は勿論、時間をかけなければ無理だ。
「ギャアギャア!!」
そんな時だ。
無数の鳥……いや、一つ目のワイバーンと言うべきモンスターが飛来してきたのだ。その数は、目算で3匹と言った所、だろう。
「……肩ならしにはちょうど良さそうだ。さっき覚えた魔法も使えるだろうし」
ドラゴは、魔法の詠唱をしようと構えた。無数の文字をどんどんと唱えていく。……が、勿論敵モンスターも黙って待ってる筈もない。
何度も飛びかかってくるが、それを巧みに回避していく。本来であれば、詠唱の最中には、行動は出来ない。攻撃でもされようものなら、即座に攻撃が中断されてしまうのだ。
そして、何よりしっかりとした詠唱文を発声させなければ、魔法とシステムに認証させる事は不可能だ。それを可能にさせているのが、先ほど習得したスキル《詠唱行動》。
詠唱をしながらも動くことができる。
だが……、動けるだけであり、詠唱文をしっかりと言わなければならないのは変わらない。だから、普通であれば、動きながら詠唱は集中力を普通の詠唱よりも要する。パニックになったりして、中断される可能性は普通の魔法使いポジションよりも難易度が高いだろう。
「……コメットってか? 相当長い詠唱だが……生憎、暗記系は大得意だ。……普段、何百、何千、何万の数値を見てきてし、記憶もしている。このくらいの詠唱文は、ぬるい」
詠唱が終わったと同時に、天から光が降り注ぐ。それは、人間大の隕石の様な塊。
ずごぉぉぉぉぉぉ!!!! と言う衝撃、この世の物とは思えぬ……、いや、仮想世界だが。
その物体は、空から高速に飛来し、ワイバーンの3匹に直撃し、大爆発を巻き起こした。その爆炎に包まれた中にいるドラゴは、目を丸くさせていた。
「………チートだ。この魔法」
自分が魔法を放っておいて、唖然としながら呟くドラゴ。
魔法スキル 《根源元素》。
無属性の魔法があるだろうと思って習得してみれば、ビンゴだった。根源の力。元素の力。それは、色々なゲームでも出ているから判った。
だが、初期段階で習得できる魔法に括るのは有り得ないだろう。
この威力……、詠唱文の長さから考慮したとしても、ゲームバランスを崩しているとしか思えない。……パ
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