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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第126話 シルフの大魔法使い
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ははは……』
それは、3人で狩りに行っていた時の事。リタは、魔法のスキルをあげる為、サクヤやリーファは素材、金を集める為。
『ねー、折角のVRMMOだし、もうちょっと皆と話せば? リタ』
『……話してるじゃない。あんた達と』
『まぁ私としては、寡黙なリタと話が出来て嬉しいけどさ? もっともっと皆とだよ。結構人気あるんだよ? リタって』
『っ……。興味無いわ』
リーファはニコニコっと笑いながらそう言う。リタは、そう返してそっぽ向いた。
『ふふ、男性と話をしてみる、パーティを組んでみる。と言うのも良いかもしれないぞ? リタ。……守られると言うのをこの世界ではリアルに味わえるからな』
サクヤは、そう言う。もう少し皆と打ち解けて、そして積極性が出てきたら、シルフとしては大いなる戦力になってくれるのだ。
《シルフ一の大魔法使い》と言っても過言じゃないプレイヤーだから。
今でも十分な程だが、それ以上になる。だからそう言ったんだが。
『男? やーよ。レコンみたいなのばっかだし。リーファ狙いばっかだし』
『ちょっ……!! な、なによっ! 私狙いって!』
『言ったとおりの意味。そのデカい乳に目が奪われてるって言ってるの』
『む、胸はかんけーないよっ!!』
『ふむ、私もリーファのは羨ましいと思った程だぞ?』
『ささ、サクヤまで!! って、サクヤだって変わらないじゃない!』
サクヤとリーファの乳比べになりそうな展開に持って行ってしまったリタは若干後悔していたが、直ぐに興味なさそうに、魔法スキルウインドウを開いた。より効率よく、魔法を放てる様に、詠唱文を頭に叩き入れる為だ。
普通に会話で使われる様に自然に出せる様に。
どんな時でも、失敗しないように。
『ふふ、リタは、男が出来れば変わる、と思うんだがな?』
『お、おとこ……』
『まぁ、リーファは出来ても同じな気がする』
『ちょっ! ど、どーいう意味よ〜〜!!』
この中で一番、大人っぽいのはサクヤ。それで決まりだろう……っと思える様な光景だった。
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