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ストライク・ザ・ブラッド〜原初の生命体たる吸血王〜
聖者の右腕
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人とそっくりとは両名を知る人の談。
「今、何時だ?」
古城が呟いたのを聞き取ったのは、真正面にいるフラン以外の友人だった。
「もうすぐ四時よ。後三分二十二秒」
「……なんで俺はこんな大量に追試受けなきゃならねーんだろうな」
古城の机の上には山積みになっているのは、多量の教材の数々。古城が追試を命じされたのは、英語と数学二科目ずつを含む合計九科目+体育実技のハーフマラソン。夏休み最後の三日間で処理するという地獄の呵責もドン引きな羽目にあっている。
「――――ってか、この追試の出題範囲ってこれ、広すぎだろ。こんなのまだ授業でやってねーぞ。うちの教師たちは俺に恨みでもあるんか!!」
古城が課題の多さに嘆きの悲鳴を上げ、それを聞いたフランと古城の友人である男子一名と女子一名は呆れていた。
「いや……そりゃ、あるわな。恨み」
そう答えたのは短髪をツンツンに逆立てて、ヘッドフォンを首に掛けた男子生徒――名を矢瀬基樹という――だった。
「あんだけ毎日毎日、平然とサボられたらねェ。舐められているって思うわよね、フツー……おまけに夏休み前のテストも無断欠席だしィ?」
もう一人の女生徒――名を藍羽浅葱という――が笑っていってくる。
「……だから、あれは不可抗力なんだって。いろいろ事情があったんだよ。だいたい今の俺の体質に朝一はつらいって、あれほど言ってんのにあの担任は……」
「フランは必要最低限の出席日数は取ってたし、成績もよかったから問題なかったんだがな」
「ホントよね。でも授業中はあまり寝ない方がよかったんじゃない?」
「フンッ。私の歳は教えてあるだろう?」
フランも古城と同じくサボリ気味だったが、最低限の出席日数は取っていたし、テストも学年で10位内に入っていたので追試が無かった。歳も歳だけに授業中は寝てばかりだったが、年の功でテストは毎回学年トップ。サボる理由も確りある上に遅れてでも学校には来て受けれる授業は寝てても出ていた為、文句が言えなかった。故にフランは事情を知らぬ一部の教師から敵視されていた。
「……理不尽だ。俺は朝は起きれないっていう体質だって言ったのに……」
「朝起きれない、か……随分自堕落な生活だな」
古城はフランを睨むが、フラン本人はその視線をスルーして飲み物を飲んでいる。
「体質ってなによ? 古城って花粉症かなんかだっけ?」
浅葱が不思議そうに古城に訊き、当の古城は唇を歪めた。
「つまり夜型っつうか、朝起きるのが苦手っつうか」
「それって体質の問題? フランみたいに吸血鬼な訳でもあるまいし」
「だよな……はは」
実を言うと、フランは一部を除いて
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