第2章 夜霧のラプソディ 2022/11
18話 死を描く狂気
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黒幕出現回。
話の裏側で暗躍しまくって、ようやく登場したオリジナルキャラクター《ピニオラ》ですが、設定当初は男性で名前も違っていましたが、オリジナリティ特化で練り直した結果、《ゆるふわ系鬼畜PK》というSAOにおいて異色な存在が誕生してしまった次第です。余談ですが、ピニオラの燐ちゃん女の子説は否定されていません。ティルネルに冷たく当たられたのは燐ちゃんに危害を加えようとしていたからだと思います。多分。
次にピニオラの使用したPKのテク。【災厄を呼ぶ虚無の音】こと《投擲テク》ですが、これもまた燐ちゃんの発見した《寝袋テク》の亜種となります。《無音動作》の使用者の発する音の全てを掻き消す効果ですが、効果を厳密に整理すると《使用者の動作によって発生するSEの消音化》と《隠れ率の上昇》の2つに分けられます。《投剣》スキルMOD《意識攪乱》は投擲物の発する音にモンスターをおびき寄せる効果を持ちます。
一見、効果が干渉しあうような取り合わせですが、《意識攪乱》も音でおびき寄せるとはいえ、システム上、モンスターのヘイトを集めているのは《音》ではなく《投擲物》です。ぶっちゃけSEは飾りです。よって、投擲された音の出ないオブジェクトの音にモンスターのヘイトを集めておびき寄せるという、エフェクトとシステムが矛盾した状況が発生します。これを他所のプレイヤーの付近で引き起こすことでMPK――――モンスタープレイヤーキルの略称。処理しきれない大量の、若しくは強力なモンスターによってプレイヤーを圧殺する行為――――を行っていたわけです。何よりも直接手に掛ける訳ではないので本人のカラーカーソルは通常のプレイヤー同様にグリーンのままでいられるのも大きな利点なのでしょう。とにかく名前が厨二臭いですね。
拉致監禁には《寝袋テク》。PKには《投擲テク》。物騒だなぁ………
ではまたノシ
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