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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第125話 目的は世界樹
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? 新しく実装される予定の種族が、手違いでドラゴ君の所に来たのかもしれないし、考えようによってはラッキーだったかもしれないね?」
「ん……。まぁ、別に問題はないが……、もう、目立つのは勘弁だな」
「あはは、んじゃあさ」
リーファは、アイテムストレージから、ある頭装備品を呼び出した。それは、鮮やかな緑色のマフラーの様な布。いや、マフラーよりは随分と大きい。
「これ、スカーフだけど、バンダナみたいに頭につける事もできるし、目立つの苦手なら、有りかも。この装備品プレゼントするよ」
「……ん? あ、ああ。ありがとう」
ドラゴはきょとん、としたが、とりあえず手に取って、頭に装備してみると……、あの髪は隠せるし、顔も隠す事ができそうだ。
《ウィンドル・スカーフ》と言う名前のもの。
そして、色々と話をする内に、話題はさっきのサラマンダーたちの話になった。
「もともとサラマンダーとシルフは仲が悪いんだよ。領地が隣り合ってるから、中立域の狩場じゃよく出くわすし、勢力も長い間拮抗してたしね? でも、ああいう組織的なPKが出るようになったのは最近だよ。……きっと、近いうちに世界樹攻略を狙ってるんじゃないかな?」
「ああ、あの理不尽な難易度、と言っていたクエストか」
「そう、そのクエスト。まだ糸口を見つけたっていう情報は無いんだけどね」
リーファとドラゴが、世界樹のクエストで話ている時、キリトが乗り出した。
「ちょっとまった。ドラゴも知ってるのか? あの世界樹のこと。オレはそれが知りたい。教えてくれないか?」
「ん? ああ。キリトが空を縦横無尽に飛んでた時、リーファに聞いたんだけど」
「……う゛」
キリトは、ドラゴにそれを聞いて、何やら喉に引っかかったように声を唸らせた。
丁度、練習中の時の事であり……、ちょっとした黒歴史になってしまってるものだ。
「あはは! あれは、傑作だったわね!」
「し、仕方ないだろ? 初心者だったんだから。こいつがちょっと異常なんだよ」
「コツがある、って言ってたしな。……誰が異常だ。失礼な。 それに異常と言えばキリトもそうだろ? 初心者がサラマンダーのあいつらを圧倒できるのか? お前の熟練度までは把握しきれていないが」
「……あたしから言わせたら、どっちもどっちなんだけどなぁ」
リーファは2人のやり取りを見て苦笑いをしていた。
方や、圧倒的な速度と力で、サラマンダーの重装備を一蹴。方や、まるで目が3つあるかの様に、全ての攻撃を見切ってしまって、その上で一蹴。
……どっちも、サラマンダー側からしたら、たまったものじゃないだろう。
まさに未知との遭遇だ。UMA出現だ。
「それで? キリト君。君はなんで知りたいの?」
「世界樹の上に行き
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